2日目「現実の世界」

李 蕾

現実の世界

二日目に入りみちはついに真実を見る

と思われる、私はここで言おう、容易く、脆く、儚い、甘えた心など、海の藻屑にでもしてしまえ


これは心の許しなど、許されないもの

早く人を見つけなければ


さもなければ、死ぬ。それだけだ

急ぐんだみち・・・・

     

      2日目 『現実の世界』



ほつれた足を庇いながら、歩き続けた

幾度なく、後ろを振り返りながら


街を見渡せば、死体の山があって

その都度、なるみを心配になる


ふっと前を見ると掠れながらではるけど、確かに人が見える

ゆっくりみちに、向かって歩いてくる人かげ


わたしは、かほそい体、しかも、怪我した足を押さえながら

その人影にむかっていく

遠い影に

「あのー!すみません!ここはどこの地区ですか?」

聞いてみた


だが・・・


全く返事がない


ただ・・・影はわたしにむかって歩いてくる

「え?・・・うっそ・・」

微かに見えた、影


私は両手を口を押さえて唖然としてまう

紛れもなく、ゾンビと呼ばれる姿の何か

それは、口が腐敗し始めた死体のように見えた

ただ

みちに向かっていく


わたしはすぐ

『逃げた方がいい!』

そう思えた

足を引き摺りながら早く、なるべく急いだ

幸いなのはそのゾンビと呼ばれものは


足が中々遅い、おかげで怪我しても逃げ切れるよに思えた


『まさか、そういうの出てくる展開?これじゃ本物の世紀じゃん、早くなるみ、見つけて安全な場所に避難・・夢にも思わないわ・・・この展開」


わたしは、街のみちに入るとあゆうの(ゾンビ見たいな何か)

いっぱい、いると感じたからなるべく街に入らず、人気の少ない

高速道路に入ってゆっくり歩いた

 

足を庇いながら女が一人で歩くのも限界がくるのも私ですら容易く思えた


休憩を挟みながらも歩いた

パッと出たせいでお腹も喉もカラカタだし、お腹も空いた

少しでも、足を止めると

うぅーーガゥーーーーーー

聞こえた

   『怖い』

恐怖心で体が、固まる

開けた、場所に出た途端に恐怖心が私を動きを止めさせる

 

「なんなのよ!何に怯えてるの」

微かに体が震えてるの感じた


『あはははは、ゲームであんなに楽しんでたんじゃない?これが現実になっただけで、こんなに怯えるの?あははははみち子いう時に限って動けないの?あははは」


 動揺しながら、あたまがおかしく膝をついて、両手を交差に抱き締めてまるでこの世のおしまいのような

狂気の顔でそのそれに言うた


「あんたらなんてぇ怖くないんだからね!所詮人でしょう!」


わたしの声を聞ききつけてそれが、向かってくる、間も無く叫んだことに後悔し始める


前からも、後ろからも


それが来くる

『逃げなきゃ』

前を見ても後ろをみても

全て、車や障害物はあるものの


逃げ道なんてない


高速道路だから、横から飛び降りる事もできない


柵があるから、また叫んだせいで


音が反響して、様々な所に潜んでたそれが目覚めて

みちに向かって行く


わたしはとうとう、左からも右からもゾンビに囲まれうしろに下がるものの、とうとう壁にぶつかる背中

手を挙げた、冷や汗が出る

言葉通じないのは知ってたけど、でも僅かに希望を抱いて

話しかけてしまう


「ちょっと冗談じゃないわよ、ここでわたし死ぬの?あっあんたらなんてなんなのよ!なんで!?なるみはどこよ!」


ガルルルル!がうぅ!!

スーツを着て髪はシチサンわけの多分歳は45歳前後の多分サラリーマンのそれ


顔から垂れてる肉に蛆がついていて、鼻腔をツーンとする匂いと腐敗臭多分、生の豚か牛か鳥を放置したそれの匂いがわたしに襲う

 もうわたし疲れた、足も痛いしこのままで食べられたなら


それでもいいかも・・・・


一体のそれがみちに手を伸ばし肩にその腐敗した手で、触ろうとする、自ずから受け入れようとするみち

【いや笑抵抗しいや!】

『え?』


今一瞬なんか聞こえた!


多分上?


上を見たらなんか、柵の上に背中に何か紐見たいなのつつけてる若い女の子?男の子?


見たいのが立ってた、しかもめちゃ笑ってる


楽しそうな声で私に言う


「いや、せやから!抵抗しいや!なんでやねんそいつらに囲まれてんねん?」

「少しまちいや、助けたるわ」


男女不明な人は私とそれの間になんか煙瓶?


みたいなのを投げた


するとそれが爆発してゾンビ?のそれがよろけた

その瞬間


「ほれ!手を掴み!早よう!!」


私は出された手を握ったでも、足の怪我がひどく


まともに踏ん張れず何回か落ちそうになる


そんな時その人が私の両手を握って

「おしゃ!片足大丈夫だろ?そっちで踏ん張れ早くあがれ!ウシャ!!!」


ものすごい力で引っ張られる


私はなんとか上に上がれたって言うても不安定な柵の上

下手しら落ちる、バランスをとりながら上りながら両手でバタバタさせながらバランスを取って


その人の肩を掴んだ

とりあえず電気柱のある場所までその人の肩を掴んで移動した


電気柱までだどりつたらその人はささっと歩いて行った


電気柱の上に足場が刺さっていてそこに足を開けて

さらに上に上がっていく


電気の線まで上がって行くとそれに足をかける

私は怯えてしまい、遥か遠くにいるその人に向けて叫んでしまう


「ね!これ感電しないよね!」

その人は私にしー!って指を口の前に立てた


『は?なんなん、助けてもらったのはありがたいけど、なんなん?、たいだい、あんたが先に行くから怖いから!聞いたのに!』


その次にその人は下を指差した、下を見るとそいつらが集まりだした

『あ〜なるほど、だから静かにしないといけないんか!』

私はうん大きく頷く


その人のように足は痛いけど、登って電線伝いに追いかけた


雨も降ってきた、風も強く電線が揺れて雨水のせいで滑らせて


落ちそうになる


『ヒィ〜これじゃ、あいつらに食べられる前に転落死じゃん』


考えたら怖くなり、大きく頭を縦に振る


そいつは右に指を刺すどうやらここで曲がっての合図らしい


そして大きく頷く

言われた場所の線に従い右の線に足をかけて行こうとすると


ブーズの踵が線にひかかり、つい足を滑らせて落ちてしまう


『あ、私終わった』


一瞬そ思うたけど、でも落ちるタイミングにそこに

崩れてる電線があって私の体はそこに引っかかり無事生還


そういえば、先からすごい雷


多分雷とかで崩壊したんだろう


そしてちょうど、降りるタイミングらしい


その人はそこからりて、電柱の下にある小さな電車の車体があった、その子はこの車体に住んでるらしい


外観は普通の廃車した電車だろうか


まるまるではないけど、一つの車体を自分の家にしてるみたいな感じかな

その人は重い扉を開けてこっちに手招いてくる

私は甘んじて中に入っていく


重い扉はスーと閉じられて中は


女の子の部屋?私物や写真が飾られていた


奥に多分2人?のベットがあって、電車の荷物置く場所には

非常食や、非常時に使える物品など


とこ狭しと、置かれていた


まるでこうなるの知ってたかのような

窓を見たら全ての、窓にカーテンがつけられていて


完全に中がが見えないようにしている


『一人?なんのためにここで生活してるんだろう、普通にこうなるの知ってるみたいな感じで、生きてるけどさ、少し怖いかも』

その人は電車に入るや否や、バケツの水で顔を洗い


その水は雨の水を天井で溜めてあるバケツで私にもそのタオル

渡してきたけど、丁重に断った


「なんだ、こうして安全な場所に来ただろ?」


その人はいまだゴーグルを外すつもりはないらしい

いまだ、服も外の服まんま


「あの、助けてくださったのは、ありがとうございます、あなたは誰ですか?私、あなたの性別すら、知らないです」


「あ?うちの性別?は?うちのことしらんの?」

???

そう言われるとまさに?ってなった頭の中

「いや、知りません。すみません、面識ありません」


 「はぁ、教えたるわ うちら昔同じクラスの一橋や!」


    ?!


一橋、中学生の時空前にも同じクラスの隣に座ってた一橋香織?・・大分印象が、変わったなぁ・・・・


確か、よくクラスのギャルたちにタンゲットにされたっけ

虐められてた。

外見が太っていて、よくお喋りする子のイメージであった

みんなに煙られていて


クラスA「お前、かわいそうに来てそうそうそんなキモいの横に来るなんて、ついてないねぇ、うちでも嫌やわぁあんな陰気くさいのキモい」


「いいえ、私はそう思いません、そういうの良くないと思います、太ってるの色んな理由があります、それを嘲笑うのおかしいと思います」


クラスA「個性?食べすぎて、太ってるに決まってるだろ?あと何があんの?所詮豚みたいに食うからやんか?あはははははな?お前らもそう思うでしょう?」


クラスB「マジそれ、豚は所詮豚だし、キモいもん変わらんわ」


クラスc「てか、食わないのに太るならそれを説明しろってんだよあはははははは」


あまりにもウザいので私は立ち上がって

説明した


「食べなくても、太る方法はありますよ、しかもクラスBさん

あなたは豚のことを彼女に例えて言いましたけど、豚さんはクラス Bさんとクラスcさん貴方達より体脂肪率少ないです。

女の子は代謝次第で同じ量のおかずを食べても代謝が悪地と

太りますし、ましてこの学校のせいで、ストレスの受けて

悪環境は、太ります。これは太らせる要因は外部にもあるのですよ???それを踏まえた上での発言な訳?」


クラスB「は?きも、うちらのせいにし出してんだけどこいつら」


私はすぐにその子の手をひっぱて


「行こう」

って彼女に囁いて

教室から抜け出した

公園で、彼女は泣いてた

「ごめん、みち・・・うちのせいで友達がいなくなって」


彼女をギュッと抱きしめて


「いいの、私の好きなようにしてるから、香織ちゃんも好きにしたらいいよ、大丈夫私は信じてるよ」


ギュッと抱きしめあったあの青春。


とか色々思い出したわ!


完全に昔に戻った!

いやいや、だからなんで一橋がここにおるのかって話でしょ?

「一橋さん、大分雰囲気・・・変わったね、あんなにか弱いのに太ってたのに」


今の一橋さんはすごいタンプトップきていて、ジンズに手袋にゴーグルにマスク、に物凄く、発達したシックスパック

腕の筋肉も凄い・・・ゴリラ・・・

あれから何があってここまで彼女をさせてしまったのか?


「弱い?うちが?あぁーあれだ、あんたを助けたの中学生の時の恩返しや、うちを助けたんやんかそれの御礼さかい、気にせんでええわ」


私に渡してくれたコップの中になんか白い液体が入っていたそれを飲めと?


「せや、それ牛乳や。うちこうなるの知ってたわ、せやからようさん準備したで」

入れてくれたしろい液体を私はごくごくと飲んでいく


よほど、緊張してたんか一気に落ち着いて眠くなる

「はー喉乾いてたああああ」

一気に気が緩むそして一番気になることを聞いた。

「あのーなんでゴーグルつけてるの?もうキリもなし安全なんじゃ・・・」

彼女はにっこり、ゴーグルを親指で刺して


「これな!、みちの足さー感染してるかもしれへんからなぁ足の状態を見てだなぁ決めるわ」

私は頷いて

一橋さんが靴を抜いてくれて、靴下を下ろしたら見事に晴れていてでも感染の系統はない、予兆もなかった。


ただ、赤く紫に晴れていた、少し濡れてたせいで

内心臭かったらどうしようって思いましたってのちにみちはお思いました


「あーこれなら大丈夫やな、ゴーグル外しても、ほれシップやつけたら治るさかい」


私はふーっと息を整えて


すると一橋さんは私の足を片手で握って思いっきり反対の方向にグイッと大きな音がした


        ボキ!


       ?!!!



     「きゃあああああああ!!!」


     あまりの痛さに思わず叫んだ


      『あ、やばい奴らが来る・・・』


       すぐに手を口に塞いだが


      一橋はニヤリして、私の足をいじり続ける


      「大丈夫や、ここ防音や」


「防音なんですね・・・よかったです、すみません、急にされたものですから、びっくりしてしまいました」


足に包帯を巻いて湿布をつけてくれた


「ほらさ、あんたに何するか言うたら、緊張して進まへんやんか

せやから、言わんとこちらでやってもらったわ、えへへ、大丈夫や捻挫と脱臼や」

ふっと一橋さんの顔を見て、私は言葉をうしまう


私の知ってる可愛い、彼女の顔ではない、物凄く傷があってどれだけの困難を超えたんだろうか

一体何が?あったのか

「一橋さん、なんで?何その顔」


 一橋さんの顔を撫でた、なんか、泣きそうになった

私の中の彼女の中学の思い出がまるで別人、それと今世界で起きてること一橋さん関わってるのではないという疑いをかけそうになる



さてさて、一橋香織という人物は何者なのか、そしてまたしてもなるみを見つけることができていない、みち

しかし、この世界のこと少し分かってきたようだね、そのゾンビみたいなもの、の正体は?

 いかに、今日はここまでまた明日会いましょうこの物語は

 どうなるのか楽しみですね!



  2日目『現実の世界』完






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2日目「現実の世界」 李 蕾 @igusisu01

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