イチーイチ
高黄森哉
イチーイチ
イチーイチ、ニ
間に入る記号を考えてみよう。
タス。
一と一で二、つまりタス。
なるほど、要領がいい。
じゃあ、次。
イチーイチ、イチ
えっ、ちょっと待って、
じゃあ、その式は、
イチとイチでイチしか生まなかったのかい。
これは要領が悪いな。
だって、さっきの式はニになったんだよ。
じゃあ、それ、ニとニだとどうなるんだい。
ニーニ、ヨン
なるほど、人の二倍頑張って、
ようやく追いつくんだね
さっきの、ニタスニはヨン、だからね。
うん。
じゃあ、サンは
サンーサン、キュウ。
なるほど、間に入る記号はカケルだ。
そう、だんだんと出来てきた。
最初は出来なくても、頑張るべきだね。
ちょうど、この式みたいに。
イチーイチ 高黄森哉 @kamikawa2001
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます