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文章

初めまして、乂です。これは皆様が思っているような小説では無いかもしれません。

私の話です。よかったら、きいてくれませんか。

早速ですが、私は江ノ島晴美と申します。えのしまはるみ。

年は16歳で身長は高め、髪の毛は最近流行りのウルフカット。部活はやっておらず、授業中は友達と話すか寝るかの、平凡な高校生です。や

私の雰囲気、想像できましたでしょうか?

お暇で近くにメモ帳があるのなら、描いてみてもいいかもしれませんね。

ふふっ、ちょっと美化しすぎなですよ。

ありがとうございます。今回の語り手は私ですから、どうせならしっかり想像してもらいたかったのです。

今貴方は今、む座ってこれを読んでいるでしょうか。

それとも、寝転がっています?

電車で立ちながら、かもしれませんね。

でしたら私は座っているあなたの正面から。

寝転がっている貴方の横から。い

貴方が立っている後ろから。

語らせていただきます。

前置きが長くてすみません。でも、重要な事なのです。


さて、本題に入らせて頂きますが、呪い、というものについて私は実際にあると考えております。

それは別に悪魔がいて儀式をすると相手を嫌な目に合わせてくれる、などでは無く。

面倒くさい儀式をしてまで相手を呪いたいという悪意そのもの。それが呪いなのだと考えています。

私はオカルトが好きですから、3回見たら死ぬ絵。

聞いたら不幸になる話。

チェーンメールの手紙。

それらは何回も読んでいますし、3回見たら死ぬ絵なんか10回ほど見ています。

それでも私は今もこうやって幸せに生きているのです。

み 呪いを信じているのではなかったのか、?

いえいえ、信じていますよ。ふ

でも誰に向けられたかもわからない悪意を覗き見した程度で

呪われるなんて思いません。

それに誰が私に悪意を向けているのかも分かりませんし。

だから私は安心して見てはいけないと言われる物を繰り返し見るのです。


呪いは悪意そのもの。ですから意味のある儀式などいらないのです。かえるの亡骸?相手の爪?汚いだけじゃないですか。

そもそもそんなもの誰が考えたんだ、って話ですよ。

私も、呪いの儀式、考えてみましょうか。ひ

逆さ拍手、死装束の左前。死の世界では現実であることを逆にするのだそうです。

てるてる坊主だって、晴れるな、とねんじる時は逆さまにしますものね。


ひふみ よいむなや


こちらは祝詞、と言って祝いの言葉の一部です。

これを無意識に逆から読ませることが出来たら、

それはきっと呪いの言葉になるでしょう。


貴方は私を知っていますよね。

貴方は私を想像したはずです。

私は貴方に語りかけているんです。

貴方にだけ、言葉を紡いでいるのです。

私は貴方に呪いを向けているのです。


すみません。貴方が憎いとか、そんなんじゃないんです。

知っての通り私はただの幸せな高校生なんですから。


そういえば、呪いには代償が付き物ですよね。

言い換えれば、代償があった、という事は無事に呪いも成功したという事でしょう?








もうすぐあなたの所にも、くるんじゃないですかね

私の所にはきたんですから。

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