妖精のみんなが子供たちにサプライズ♪

最終話

――翌朝（よくあさ）――

「ん……、んん〜〜☆！　ふわぁ〜、よく寝（ね）た♪　あれ？　何（なん）だか今日（きょう）はいつもより目覚（めざ）め良（い）いかも☆！　もしかしたらきっと夢（ゆめ）の中（なか）でリズちゃんたちと遊（あそ）んだおかげだね♪　うん、絶対（ぜったい）そうだと思（おも）う☆！　とっても楽（たの）しかったな♪　ママたちにもこのこと話（はな）しておこう♪」

　ドタドタッ！

「ママ〜、パパ〜、ばあば〜、じいじ〜、おはよう♪」

「おはよう♪　あら、何（なん）だかとっても嬉（うれ）しそうね♪」

「うん☆！　あのね――」

「良（よ）かった♪　子供（こども）たちとっても喜（よろこ）んでくれてる♪」

「そうね♪　それにみんな嬉（うれ）しすぎて家族（かぞく）に思（おも）い出（で）話（ばなし）をしているね♪　見（み）てるこっちも何（なん）だかとっても嬉（うれ）しい♪」

「はい☆！」

　翌朝（よくあさ）、子供（こども）たちの様子（ようす）を見（み）に来（き）ていた私（わたし）とミルリーゼ様（さま）は、家族（かぞく）に夢（ゆめ）の中（なか）の思（おも）い出（で）をとっても楽（たの）しそうに話（はな）しているのを見（み）て何（なん）だかとっても嬉（うれ）しい気持（きも）ちになったの♪

　子供（こども）たちみんなが喜（よろこ）んでくれて本当（ほんとう）に何（なに）よりです♪

「それに夢（ゆめ）の中（なか）でこうして子供（こども）たちと一緒（いっしょ）にテーマパークで遊（あそ）べるなんてとっても幸（しあわ）せで凄（すご）くロマンチックでした♪」

「本当（ほんとう）！？　嬉（うれ）しい、ありがとう♪　夢（ゆめ）の中（なか）だったらもっとサプライズっぽくなるかなと思（おも）ってそれで提案（ていあん）したんだ♪」

「そうだったんだ☆！　やっぱりミルリーゼ様（さま）はとっても凄（すご）いです☆！　憧（あこが）れちゃいます♪」

　ミルリーゼ様（さま）が夢（ゆめ）の中（なか）でテーマパークを作（つく）るサプライズにした理由（りゆう）を聞（き）いて、私（わたし）は改（あらた）めてミルリーゼ様（さま）のことをとっても憧（あこが）れたの♪

　私（わたし）もいつかミルリーゼ様（さま）みたいになれたらいいな♪

「さてと、子供（こども）たちの様子（ようす）も分（わ）かったことだし、私（わたし）たちもそろそろ妖精（ようせい）の森（もり）に帰（かえ）りましょ♪」

「は～い☆！」

　そして子供（こども）たちの様子（ようす）を見終（みお）えた私（わたし）とミルリーゼ様（さま）はムピラゼ村（むら）をあとにし、妖精（ようせい）の森（もり）に帰（かえ）ることにしたの。

「ねぇねぇ、ミルリーゼ様（さま）」

「ん、なぁ〜に？」

「またいつか子供（こども）たちと一緒（いっしょ）に夢（ゆめ）の中（なか）で遊（あそ）びたいです☆！　今度（こんど）は冒険（ぼうけん）とか♪」

「うんうん♪　それ、いいね♪」

「あとね、これは夢（ゆめ）の中（なか）じゃないんだけど、ダンスとかパーティーとかもやってみたいです☆！　他（ほか）の子（こ）たちが提案（ていあん）してくれたんだ♪」

「そうなんだ♪　いつかそれらもやりましょ♪」

「わ～い、やった〜☆！」

　それから私（わたし）とミルリーゼ様（さま）は帰（かえ）りの道中（どうちゅう）、子供（こども）たちと一緒（いっしょ）に遊（あそ）ぶレクリエーションを考（かんが）えたりしてとても盛（も）り上（あ）がったの♪

　あと、謎（なぞ）解（と）きゲームやすごろく大会（たいかい）とかも良（よ）いかも♪　これからもとっても楽（たの）しみ♪