辛い過去を持つ主人公達は冷たい人間になってしまうのか? そんな事はありません。彼女達は人としての熱や暖かみをちゃんと残しています。 ストーリーは重くてダークな始まりをしますが、幼さと希望を混ぜたような色合いのブルーに少しずつ近付いて行きます。 もし、感覚派の人に一言で伝えるとしたら「ダーク →(右矢印) ブルー」と伝えましょうか。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(18文字)
暗く陰鬱、ダークな雰囲気が立ち込めた序盤。そこから徐々に、ゆっくりと歩きながら進んでいく物語です。大人が煩わしく、子供がみすぼらしい。思春期特有の、はざまでゆれる不定形な心情や衝動。どこか懐…続きを読む
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