第30話・最終話 要は「ええカッコしい」でもそれが大事。実力もね
いよいよ最終話ですが、雑感で総括にもならないで、終わりにしてしまうわけですが。
別のエッセイで、大学生の時にフェンシングをやっていた、と書きました。大学では選手目的で体育推薦で入る学生もいますが、私たちのクラスに集まったのは、高校ではフェンシングの授業はないし、せっかくだからやってみたい、カッコよさそうだから、
「女の子にモテるかも」という不純な動機に他なりません。みんなそんな感じで初めての人ばかりで、剣道の経験はあるという感じでした。
フェンシングも、礼に始まるスポーツです。
フランス語で「サリュ」といいます。
挨拶という意味です。
これが、お互いに向かいあって直立して、サーベル(サーブル)をぬいて、剣をクルクルと回すような形で「礼」をするのです。
オリンピックでダイジェストを見ていると映りません。
みんなええカッコしい、でサリュを決めて、
「アレ!」の合図で試合開始です。
剣道とそんなに変わりません。
日本代表選手が「エペジーン」とかしてますが、われわれは、団体戦だと、剣を掲げて、三銃士よろしく、空中で重ね合わせます。
もうはっきり言ってアホだなぁ、と思いました(笑)
ただ試合に勝たないとダメですね。
カッコいいバイクや車を買ったりして、自分をよく見せようとするのは、動物の本能です
クジャクのオスが綺麗な羽根をしているのはそうでしょう。
人間は女性はお化粧をしたり、綺麗な衣装を熱心に買うのですが、これは現在でも変わらないと思います
しかし、この失われた30年は、男性諸君は無頓着じゃないか、と思います。
コスパとかいいますが、男性もスーツや服、作業服でも格好よく決めればよいのですが、
それらが失われた30年というような気がしてなりません。
もちろん外見だけでなく、仕事もキチンと出来る男になりましょう。
その両立が必要です。
仕事が出来る男は自然とカッコよく見えると思いますが、鼻毛が出ていてはダメです
一番ダメなのは、「お金を持っていないように見える」こと。実際に持っていなくても、貧乏のようなカッコは辞めましょう
安い服だとしても、安く見えないようにするコツはあります
関西の人は「安く買った自慢」をしますが、非常にその点は上手です。
最後になりましたが、みなさんモテるように頑張りましょう
終わり
創作のための恋愛論(らしきもの) 晁衡 @monzaeshi
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