第2話スキル


「待っておりました!異界の方々、どうか我々を救ってくださいませ!」


うおおおおおおおおおおおお!!待ってましたぁ!!


男子なら誰もが想像したことがあるだろう異世界転移!

みんなが混乱しているだろう時俺は1人混乱していた。


「おい!どこだよ、俺を早く返せ!」


隣に居たゆうやが叫ぶ、みんなも状況が理解していないのか不安そうにしている



「みなさま落ち着いてください、私が説明いたします」


王女だろうか、金髪の長い髪の美女だ


「私はこの国、スアラ王国の第二王女スアラ・アレナと言います。私たちの国は亜神族という種族に侵攻されています。今も罪のない民が命を奪われています。どうか助けてくれないでしょうか?」


(胡散臭い)

俺は特別王女が辺なことを言っていないのにそう感じていた。


「おい、みんなこの国の人たちが困ってるんだ助けてやろうぜ!」


そう言ったのは岩谷拓也、俺とは中学からの付き合いだ

たくやの呼びかけ、みんなが賛同している中、1番叫びそうなゆうやがシーンとしている。


「ゆうや、いいよな?ゆうや?」


たくやの呼びかけに反応しない


「ゆうや様助けてくれませんか?」

「あ、あぁ、、当たり前だろ、俺がみんな助けてやる」

「まぁ、本当ですか?これで私たちの国は安泰です。」


明らかにゆうやもみんなの様子もおかしい

例えるなら宗教の教祖に騙された信者みたいだ


「しんくん、、」

さやかが俺の裾をつかんできた、みんなの様子がおかしいことに気づいたのだろう


「ちょっと!あんた!さやかとベタベタしすぎ!」


この子は三嶋あやか、さやかとは幼馴染だそうだ。あやかさんも多分さやかが好きなのだろう

すごい目で睨まれる

女の子どうしってすごくいい


「いや、俺がじゃないんだけど・・・」

「ならいいんだけど、さやかに手出したら殺すから」


ひいぃぃぃぃ、こわいよ


「だ、大丈夫、手出さないから」


その時さやかが残念そうな顔をしてしゅんとしてしまった。

(え、いいの、そんな残念そうな顔をして、手出していいの?どっちだ?)


そんなことを考えていると(私に手を出さない・・・、フラれた・・)さやかがぶつぶつ何かを言っていた。


そんなことがあり俺たちはさらに詳しく話かを聞くために城の奥の大聖堂まだ来ていた


「それではみなさま、みなさまのスキルを確認しますのでこの宝珠に触れてください」


ふふっこの時が来たか!勇者になって世界を無双したり賢者になってチート魔法をぶっ放したり考えれば考えるほど妄想が膨らむ

俺は自分のスキルに期待を寄せながら妄想を続けていると前から歓声が聞こえてきた。


どうやらゆうやが勇者だったらしい・・・

大丈夫まだ賢者がのこってる


・・・たくやが賢者だった、、だ、だ、大丈夫まだ強いスキルがあるはず


「しんくん、私行ってくる」


俺の前にいたさやかが不安そうにしながら宝珠に触れる、その時勇者、賢者どのスキルよりも宝珠が光った


「おぉ!!さやかさま、そのスキルは100年に一度しか現れない聖女スキルですよ!」


王女が今日1番に興奮していた。なんでも聖女は

非戦闘職でありながら勇者や賢者にも勝るらしい

それはそうと、次俺の番なのに王様に報告しましょうと王女が端に行ってしまった。

(まぁいいや、触れればいいんだろう、どんなスキルがでるかワクワクだ!)


そうして俺は宝珠にふれた


「うそ・・・だろ・」


名前 三森信也 男

スキル 無し

加護 無し


表示されたスキルには無しと書かれていた

 



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

才能ゼロの異世界生活 サボテン @sboten

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ