執筆初心者にアドバイス☆
秋犬
執筆初心者の方々へ送る先輩からのアドバイスなどなど
質問企画ということで書いてゆきますわよ。
「初心者へのアドバイス」らしいのですが、あんまりアドバイスにならないかもしれません。
①ペンネームを決める上で大切な事/ポイント/コツ
自分の作品の雰囲気にあったキャラクター性のあるものが好ましいと思います。例えば、ホラー小説を書くのに名前が「コロンビア齋藤」だったり恋愛小説書くのに「極殺大臣」だったり児童小説書くのに「ロンバルディアの夜」だったりは、ちょっと、ねえ……。
②小説を書く前にやる事/順番
まず小説が書きたいのであれば、イメージを掴みましょう。いつどこでどんなことを誰がするのか、何となく考えます。
それから、この小説で目指すことを決めましょう。公募で入賞を目指すのか、小説投稿サイトで人気になることを目指すのか、単純に自分が書きたいものを書くのか。この方向性はとっても大事です。
「僕は認められないんだ、僕の書くものなんか誰も見てくれないんだ!」と叫んでる人がたまにいるのですが、読者のほうを向いていない感じがする作品なんですね。それなら最初から「誰が見てくれるわけじゃないけど作品を完結させるぞ!」と書いた方がナンボも精神的に良いです。
特に小説投稿サイトで人気になるには知識と下準備と運が必要になります。公募は公募でまた違った大変さがあります。
あとはまぁ、頑張ってください。目標があって手を動かしていればきっとどうにかなるでしょう。
③PVを獲得するには
初心者の方であれば、まずはPVを気にするのをやめましょう。地道に技術を磨いていくことがPVを増やす近道です。
そして、残念ながらPVは小説の巧拙とあまり関係ありません。「どれだけ作品を読もうと思ってもらえるか」のひとことに尽きます。
そういうわけでPVを上げる方法で一番いいのは、読者を煽ることです。自主企画で「おまえらの作品酷評すんぜ!?」というのでも立てて酷評エッセイでも書けばいいのです。めっちゃPVは上がると思います。PVだけですけど。
それからえっちなこと、過激なことも読者の関心をそそります。「おっぱいだらけの惑星で男がひとり、何も起きないわけがない」とか「女子高生が自分の体の違和感について書きます!」とか「都知事選の〇〇候補のとんでもない過去を暴露します!」とか書けばPVだけは上がります。PVだけですけど。最悪BANですけどね。
どんなに文学的にいい作品でも「エロゲ転生して悪役ハゲオッサンだけどゲーム知識でヒロイン攻略する」のほうが読者としては魅力的なんですよね。
つまり、良い作品を書こうと思ったらPVに拘るのはちょっと違うということですね。ある程度諦めましょう。
④作品のフォロワーを増やすには
これはかなり難しいですね。連載にするとフォローが増える気がします。でも連載をしっかり書くのは大変ですね。まずは鍛錬しましょう。
⑤レビューを獲得するには
運ですね。レビューをくれる人は神様です。拝みましょう。
⑥応援をもらうには
これはテクニックでもなんでもないですが、読者の方は☆や♡の重要性を知らないということは往々にしてあります。そこで「この作品が面白かったら評価お願いします!」と話の最後に付け加えるのはそこそこ効果があるようです。
ただし、これを嫌う人も結構いるので諸刃の剣だということは留意しておきましょう。
⑦ランキングにランクイン/上昇するには
これはとても簡単。カクヨムであれば「SF」「歴史」「ミステリー」などのジャンルで何か書いてひとつでも☆をもらうことです。それだけでランクインできます。過疎ジャンルを書くことで開ける未来もあります。
⑧コンテストに応募する時に気を付ける事
要項をしっかり読むこと、ですね。
どんな作品が求められているのか、規定の文字数や規格はどうなっているのか。カクヨム上のコンテストでは字数が問題になりますが、公募などでは書式や枚数に制限があります。
それで、規定に合わないものは内容以前に読んでもらえません。カクヨムの自主企画ですら、企画趣旨を理解しないで作品を突っ込んでくる輩がわりといます。主催をする方は割り切っていてもルール違反の人が来るとちょっと悲しくなるので、ひとにやさしくなるためにも要項はしっかり読みましょう。
⑨近況ノートの使い方
そこは君らの日記帳だ、好きに使いたまえ。
ただ作者の人柄が往々に出てくるので、取扱には注意した方がいいでしょう。
⑩執筆初心者の方へ
執筆初心者、という言葉がどう定義されるのか難しいのですがここでは「小説を合計3作品の完結または累計10万字書いてない人」という定義でいきましょう。韻文? ︎︎知らない子ですね。
最近いくつか「初めて小説を書きました!」という方の小説を読む機会がありました。そこで共通して気になったのが、視点の問題です。「投稿サイトを覗くと一人称が多いので一人称にしました」と無理矢理一人称で書いてよくわからないことになっているものがあり、大変残念です。
どうしても周囲が気になると思いますが、まずは自分の書きたいものやスタイルを確立させるのが一番の近道だと思います。以下は拙作の小説書く上でもっと気楽に書こうやという創作論っぽいエッセイです。気楽に読んでください。
【犬でも頷く小説を書く】https://kakuyomu.jp/works/16817330659533803976
中でも人称問題を扱ったところがありますので、是非ご覧下さい。
【一人称でも三人称でも好きに書け】
https://kakuyomu.jp/works/16817330659533803976/episodes/16817330659769193364
最後になりますが、初心者の人が一番大事にするべきことは「自分が何を書きたいのかはっきりさせること」だと思います。設定不足や文章作法が整わないのも全て「何を書きたいのかはっきりしないこと」に尽きます。
そういうわけでプロットや企画書、下書き(アウトライン)はとても大事です。イラストでアタリをつけるように小説でもアウトラインを書いてから細部を書くことが大切です。まずは全体像を把握しましょう。
個人的に「初心者」というのはいつでも卒業出来るものであり、またいつまでも卒業できないものでもあります。だから「私初心者なんで」と言い訳し続けて向上心が育たないのも勿体ないので、初心者などさっさと卒業してイッパシの小説書きになりましょう。
質問への回答は以上になります。
他の皆さんの回答も気になるので、是非回答してみてください(。・ω・)ノ゙それでは!
執筆初心者にアドバイス☆ 秋犬 @Anoni
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