物語の冒頭、主人公のリリアは婚約者から婚約破棄を言い渡されます。
しかし、リリアは武術の心得がある武闘派で、婚約破棄を突きつけてきた婚約者をボコボコに叩きのめします(笑)
これだけなら、スッキリしたで終わるかも。ですが、彼女が婚約者をボコボコにしたのは、武闘会ではなく舞踏会の席。
瞬く間に社交界じゅうに『舞踏会の野獣』というリリアの不名誉なあだなが知れ渡ります。そのせいでしょう。フリーになったリリアには、なかなか次の縁談が来ません。
そんななか、ひとつの縁談が舞い込むのですが――
武闘派令嬢というだけあって、ヒロインは大人しいタイプの女の子ではありません。新たな婚約者とともに戦いに赴いたりもします!
なので、恋愛だけでなくアクションも楽しめます♪
しかも、リリアには前世の記憶があって、その記憶がどうやら新たな婚約者と関係がありそう。この前世が現在にどうかかわってくるのかすごく気になって、とっても読み応えがありました♪
個人的に好きだったのは『舞踏会の野獣』という異名がかなり主人公の周りの人々に浸透していたところです。このあだ名がでるたび「リリア、がんばれ!(笑)」みたいな気持ちになりました☆
一般的に「溺愛モノの恋愛小説」と聞くと、女性読者に限られた印象を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、こちらの作品は男性でも読みやすく、万人向けといって過言ではないと思いました。
主人公はリリアという女性なのですが、ついた二つ名は『舞踏会の野獣』。
その名の通りといってよいかは分かりませんが、この主人公、実に積極的に動くのですよね。
バトルシーンなどもありますし。
もしかしたら、女性主人公が単純に受け身ではないところが、心ひかれる要因なのかもしれません。
もっと続きが読みたくなる作品でした。
お盆休みのお供に一読してみてはいかがでしょうか。
第一話からぶっ放してくる作品です。
あ、溺愛甘々のー、っていうのとは違う刺激的な展開でして。
主人公リリアの魅力がこの一話だけでとーーーーっても伝わります。
いいぞいいぞ、もっとやれええええ!!!
さて。
本作主人公リリアには前世の記憶があります。前世といっても現代女子高生だった記憶が、というのではなく、同じ世界、つい最近ともいえる記憶。サイクル早めの転生です。
……というわけで出会いますよね、前世で縁が合ったお方に。
それがまさかのメイドとしてお世話していたお坊ちゃまなのです。
しかも。
その前世の終わり方は、正直かなりシビアです。辛い過去です。
もちろんお坊ちゃまにとってもそうでして。
その影響か、成長したお坊ちゃま、モテモテ要素たっぷりなのに女性つらく当たると有名なのです。
そして冒頭のスカッと事件の余波で婚活中の女性としてはやや不利な異名がついてしまったリリアなのですが、この二人が婚約者というかたちで再会します。
果たしてどうなるか。
リリアは相手があの可愛いキュートで自分によく懐いていたお坊ちゃまだとすぐわかります。でもお坊ちゃまのほうでは、そうならないわけで。
でもね、お坊ちゃまにとってリリアの前世って、すごーく重要な人物だったんですよね。
その点が今後どう物語に絡んでくるのか。
いったん完結とのことですが、続きが気になる作品です。
婚約者をぶん殴った結果『舞踏会の野獣』というとんでもない称号を得たリリア。
でもぶん殴ってよし。その婚約者、クズだから。
で、婚約破棄をして、新たに婚約者候補として名前が挙がったのは、女嫌いとして有名な騎士団長。
彼女は彼に会いに行くのですが、あれよあれよという間になぜか『騎士団入団テスト』を受ける羽目に。しかもその入団テスト、団長に勝利しなくてはいけないのです!
……でも安心してください。
実は彼女には秘策が……!
その秘策についてはネタバレを含みますのでここには書きませんが。
コミカルな内容とテンポよく進む物語は、一気読み間違いなし。
夏季休暇のおともにぜひどうぞ。
もうね、断言しますよ私は。
1話で完全に読者の心を掴んだよね、って。
後に『舞踏会の野獣』なんて不名誉すぎる(いっそ一周回って名誉かも)二つ名を賜ってしまうことになるリリア=ベルナール嬢なんですけど、この1話でね、読者さん達の心は一つになりましたね。
「……やれ、リリア。やれ、っていうか『殺れ』。大丈夫、ここのコメント欄の皆が味方だ」って。
だって元婚約者がもうクソ野郎過ぎて。クソ野郎なんて言ったら『クソ』に失礼かな?ってクソサイドに配慮したくなるほどのクソ野郎で。そのクソ野郎が放った台詞が、
「メイドは別腹」
ですから。
死ね。
のたうち回って死ね。
おっといっけね。ついつい本音が。
ここは後で編集でピー音にしておいてください。
そんなこんなでめでたく婚約破棄となったリリアですが、そんな彼女にまさかの縁談話!
何?!捨てる神あれば拾う神ありってやつ!?いやいや、捨ててやったのはコッチの方でして、っていうのは置いといて、とにもかくにも縁談が舞い込んで来たのです!リアリー?!
しかもそのお相手が、まさかまさかの――って、タイトルに書いてるんですけど、リリアが前世でお世話をしていたアーサー坊ちゃんだったのです!アラッ!こんなに大きくなっちゃって!もうお嫁さんをもらう年頃なんですね、ヨヨヨ、なんて涙涙の再会にはなりません。
だって!
アーサー坊ちゃんはリリアが昔屋敷にいたメイドの生まれ変わりだなんて知りませんから!逆に知ってたら怖いよ!
さて、こちらのお話、『『その溺愛、過剰です!?』コンテスト』参加作でして、大変気になるところで一旦終わっております!続きがぜひとも読みたい!皆さんの応援次第で続きが読めるかも!
読んで応援だー!
『舞踏会の野獣』。
舞踏会で、婚約相手の男性をボコボコにしてしまった令嬢リリア=ベルナール。
別の地方領主との縁談が舞い込みます。しかし、彼はどんな女性にもそっけなく、過去の婚約者は全てお払い箱。
そんな領主アーサーのもとに行ったリリア。
当然のように断れますが、その相手を知って。
【ここからはネタバレになりますから、どうかお読みになってないかた、ご注意ください】
さて、リリアは武芸を磨いてきました。それには前世からの悲しい理由があるのです。
婚約を断られた彼の部隊に入団しようとします。
そこから、ふたりのジレジレした関係がはじまります。
自分のことを話さないリリアに、読んでいて、もうきゅんきゅんだったり、じれじれしたりと、感情が揺さぶられます。
とても読みやすく、いい物語です。どうぞお読みください!!