第6話恐れるな

何かを成そうとする時、小さな考えでは無理だ。

人と異なる事を恐れてはいけない。僕は統合失調症で、精神障がい者だがその時点で一般の方とは異なっている。

もちろん、低所得者。

何かを成そうとすると、一般の方はゼロからのスタートだが、僕はマイナスからのスタート。

生半可な努力では無理だ。

幸い、目は見える。だから、色んなモノを観察出来る。

盲目の方が、白杖と点字で生活されているのを見ると、僕はまだまだ甘いと思った。

僕はある意味、恵まれている。


高杉晋作は、草莽の志士に次のような漢詩を贈った。

猛烈の奇兵、何の志すところか

一矢をもって、法家に報いんとようす

喜ぶべし、名遂げ功なりたのち

共に、招魂場上の花とならん


命をかけるとはこの事だ。

この人たちは、自分の為ではなく国家の為に命を捧げた。

これを思い出すと、なんと僕は小さな考えなのだろうか?と感じる。

僕は作家ではない。物書きだ。

しかも、日本語が下手な人間が文章を書いている。

でもね、誰がさんが言っていたけど、

「作家とは、書くことを辞めなかったアマチュアの事である」

って。

僕は、このまま書きたい。書き続けたい。

転職したら、同人誌に入る。

もう、45だから作家の道は無いと思っているが、純文学は絶対に書けない。

でも、異なる事を恐れてはいけない。

障がい者の文章を書いていく。

おこがましいが、障がい者の星になりたい。


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愚者の見解 羽弦トリス @September-0919

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