第17話 説明。。。


あかりが、真弓と、連絡を取るため、

コンビニに、出掛けた。


その間、俺と、メリルは。。。


最初は、大人しく、テレビを見てた、

メリルだったが、お気に入りの、

番組が終わると。。。


「春人。メリルひま。」


「ん。暇って言われてもなぁ。。。」


「春人、メリルと、あそぶ。」


「何して、遊ぶんだ?」


「んー。戦いごっこ。」


「戦いごっこ?」


「メリル、あれやる、春人と、

戦ったときのあれ。」


「ちょっと待て。あれって、

あの時の、あれか?」


「うん。」


メリルが、構えると、黒い影が、

部屋を覆い、メリルと、同化する。


「ちょーっと、待った。」


そう言うのも、束の間、「フッ」と、

メリルと、黒い影が、消える。


ゾワッと、する。


その気配に、後方に、飛ぶと、

俺の、目の前のテーブルが、

真っ二つになった。


「マジヤバい。マジかよ。。。」


命の危険を感じて、冷や汗が、

落ちる。。。


覚悟を決めて、悪刀を構える。


背後に、寒気を感じて、

黒い影を、切る。。。


黒い影の隙間から、一瞬、

メリルの姿。


また、ゾワッっとする。


俺は、今度は、横に、移動。


すると、テレビのリモコンに、

足を取られ、そのまま、ずっこけた。


ヤバい、殺られる。。。


黒い影から、メリルが、俺に、

「メリルの勝ちー。」


そう言って、抱きついた。


「メリル、危ないから、この遊びは、

頼むから、ヤメてくれ。」


「なんで?メリル、楽しい。」


部屋は、テーブルが、真っ二つで、

あかりと俺の、コップは、割れて、

俺は、思った。


あかりに、怒られるって。


その時、玄関から、あかりが。


入って来た。。。


嬉しそうに、俺に抱きついている、

メリルと、真っ二つのテーブル。


そこに、あかりと、真弓。。。


取り敢えず、あかりに部屋に呼ばれ。


滅茶怒られて。。。


俺が、悪いのかと、自問自答。。。


メリルのせいにも、出来ず、

俺は、取り敢えず、そのまま、

怒られた。。。


壊れたテーブルを、片付けて。


何故か、真弓に、抱きついている、

メリル。


怒られて、酷い目にあった俺。


「春人。真弓に、説明して。」


「ん。ああ。真弓、実は、俺は。」


「記憶、戻ってるんでしょ。」


「知ってたのか?」


「うん。辰巳と、この前ね、

その話をしてたとこ。」


「そうなのか。だったら、話は早い。」


「この子、どうしたの?」


「ん。メリルの事?」


「この時代の、人間じゃないでしょ?」


「わかるのか?」


「なんと無くね。」


それから、真弓に、今までの話を、

あかりと、二人で、話した。。。


「なるほどね。それで、1000年も、

遡るってなって、私に、協力しろと。」



「そうなんだよ。」


「真弓、お願い。力を貸して。」


あかりが、真弓に、頭を下げる。。。


「俺からも、頼む。」


「ちょっと、考えさせて。この話、

辰巳にも、話していいかな?」


「ああ、俺の事、気付いてるのなら、

辰巳にも、協力して欲しい。」


「わかった。それにしても、

水くさいわね。あたし達に、

黙ってるなんて。」


「すまん。」


「真弓、ごめんなさい。」


俺達は、真弓に、今までの事を、

謝った。


「真弓、怒ってるの?」


メリルが、真弓の顔を覗く。


「ふふっ。怒ってないよ。」


メリルの、頭を、優しく撫でると、

真弓は、辰巳にも、相談すると、

外に、出て行った。。。


「で?」


「え?」


「どうしたら、テーブルが、

真っ二つになるの?」


「戦いごっこをだな、してたら、

スパッと、テーブルが、こうなって。」


「いでっ。」


俺の、おでこに、あかりのチョップ。


「メリルちゃん。戦いごっこは、

外でやってね。おうちの中で、

やったら駄目だよ。」


「ごめん。メリル。ひまだった。」


「あかり、外でも、駄目だろ。

気を抜くと、死んじゃう遊びなんて。」


「春人なら、大丈夫でしょ。」


「メリル、外で、春人と遊ぶ。」


「やだ。ヤダヤダ。戦いごっこは、

危ないから、ヤダ。」


「春人って、案外ケチなんだね。」


「さっきまで、俺の事、怒ってた人が、

何言ってんだよ。」


「春人、ケチ。」


メリルが、楽しそうに、俺に指を指す。


それを見て、あかりも、俺に指を指す。


「ケチ。」


「お前らなぁ。」


二人に、笑われて。。。


その後、三人で、テーブルを買いに、

外に出掛けた。。。











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