白百合と黒薔薇 エピローグ

黒髪の白百合は泣きじゃくっていた。

好きな人が自分の後を追って亡くなってしまったからだ。

目からは涙がポロポロと流れ、雫が衣類へと落ちていった。


しばらくすると足音が聞こえて来た。

白百合が振り返ると、そこには白髪の黒薔薇が立っていた。

白百合は立ち上がって、黒薔薇の元へと駆け寄ると抱きしめあった。

二人は唇を重ね合わせ、そのまま倒れ込んだ。

お互い目に涙を浮かべていたが、どこか幸せそうに笑い合っていた。

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白百合と黒薔薇 巴雪緒 @Tomoe_Yukio

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