ずっと、私の方だけ向いててください……ね? 先輩?
- ★★★ Excellent!!!
私の好きな先輩には――好きな人がいた。
私、先輩のことならなんでも知ってるのに。
そんなやつよりずっとずーっと、先輩のこと大好きなのに、ね。
――なんでもいいから、こっちを向いてよ。
私の事だけ見ていてください。
他のものなんて見なくていい。
二人の世界なら、先輩は私の事を好きになってくれるよね?
どれだけみんなに嫌われたって、安心してくださいね。
私だけはいつまでも先輩の味方だから!
メンヘラ?
そんなの知りません。
これが、私の「アイノカタチ」。
それを否定する権利だなんて誰にもない。
ね?そうでしょ?
だから私はこの道を進みます。
不正解?正解?
そんなのないよ。
どれだけ反対されたって、私はやるんだ。
――先輩がいけないんですよ?
私っていう可愛い後輩がいるのに、ほかの女を好きになるから。
さぁ、だから、先輩。
私と二人の世界へ行こ?
じゃあ、
3、2、1……
え、嘘……だよね?