レポート・オブ・マッシュルーム - 濃尾
濃尾
レポート・オブ・マッシュルーム - 濃尾
レポート・オブ・マッシュルーム - 濃尾
1
「今日のおススメグルメイラストはぁ~!、こぉーちらだぁ~!!!」
OK。
編集点。
オレの名前は先島伸二。
35歳。
「”世界的大人気”YouTuber」。
古株寡占状態のYouTuber業界で新参にしては「かなり喰えている」希少な存在だ。
オレはこの業界に入る前は「全然喰えないフリーライター」だった。
「全然喰えないフリーライター」がある日突然、「”世界的大人気”YouTuber 」になるなんておとぎ話みたいだろ?
でもそんなおとぎ話、聞いてみるかい?
2
「全然喰えないフリーライター」は何でも書く。
枚数を書く。
しかし、俺の得意分野ってものも一応あった。
「グルメリポート」だ。
取材は最低限、後はまあ…文才?
要点は読者がその店に行きたくなるかどうか。
あ?味?味かぁ。
それはあまり関係ない。
最低限をクリアできていれば。
オレは味覚には少々自信がある。
しかし、おススメの店のポイント、カメラマンの腕、情報の鮮度。
それらが一番大事。
オレにも若い頃はあった。
「仕事に賭ける情熱」って奴が。
しかし今は…。
まあ、いいさ。
今日生きることの方が大事だ。
だから今回の仕事も断るわけがない。
「Y県の山奥にある知る人ぞ知る秘境の蕎麦屋の取材」。
カメラマンはなし。
オレはイラストも描けるから。
一応美大出身で、画家になりたかった。
…それがいつのまにかコレだ。
バスで揺られること数時間。
対向車はほとんどなくなった。
…本当にこの先に蕎麦屋なんてあるのか?
降りたバス停からは徒歩。
事前情報は一応確認している。
山岳用重装備。
オレはスマホを頼りに歩き始めた。
3
完全に迷った。
もうすぐ日が暮れる。
あ?ココはさっき通った場所じゃないか?
オレはとうとう座り込んだ。
電波はとうに届かなくなっていた。
まあ、それでも俺に抜かりはない。
こういう修羅場も経験済み。
食料と水は十分余裕がある。
気候は厳しくない。
適当な場所を探し小型テントを広げた。
本格的に遭難して編集部が何とかしてくれるのを待ってたらオレは切られるだろう。
まあ後の事は明日だ。
なんとか人の通う道を探して。
今は暗くなる前に腹ごしらえだ。
オレはテントの横に折り畳み椅子を取り出し座り、ガスバーナーで湯を沸かしカップ麵を食べ始めた。
「あんれさおめえさま、何してるだねぇ?」
いきなり話しかけられオレはむせた。
みると80ぐらい?の婆さんがこちらを見てた。
背負子しょいこを背負い野良着を着たまるで日本昔話に出てくるようないでたちだ。
助かった!
オレは人恋しさもあり饒舌に話しかけた。
「ああ!助かった!お母さん、ここから人里までどのぐらいですか?いやあ迷ってしまってねぇ。今夜はここで泊まるつもりだったんですよ!お母さんは?もう暗くなるでしょう?」
婆さんの返事はそっけなかった。
「どのぐらいも何もここ降りたらおらの村だ。」
「その村へ案内してもらえますか?」
「いいだよ。…しかし、兄さん…。そんなもの食ってないでおらの家で泊まらんかね?ここよりマシだし、それよりマシなもの食わすから」
渡りに船!
天に感謝!!
「いやあ、でもそれは悪いなあ…」
「なんもなんも!おらひとりの家だに誰にも遠慮することさねえ」
「…じゃあ、お願いします!ありがとうございます!あ、申し遅れました。私このような者です。先島伸二と申します。取材に来て迷いました。あ、お母さん、ここら辺に蕎麦屋、ってありますか?」
「ほう!東京の記者さんかね?こんなとこまでご苦労なこった。…蕎麦屋?うちの村にはねえけんど、もしかして早田村の蕎麦屋かね?」
「そう!早田村!ここからどれぐらいかかりますか?」
「男の足でも2時間はかかるべなぁ?」
「ありがとうございました!疲れが吹っ飛びました!」
「そうかい?よかったのう。じゃ、いこか?」
4
案内された集落は深い山で囲まれた川沿いの少しばかりの平地に民家が10件ほど建っていた。
廃棄されていると思しき民家と棚田が目立つ。
「お母さん、この村は何人住んでいるの?」
「あ?ああ、えー…、…おらを含めて15人かの?あ、違う。スガの爺さんは去年娘の家に行ったんだ」
「先ほどお一人で暮らしていると伺いました。…失礼ですが、お母さんのご家族は?」
「おらは息子が死んで爺さんが死んで独りじゃ」
「そうですか、…すいません」
「なんもなんも!この通り体は元気でやることはたくさんある。もう寂しくはないさ。あとは息子と爺様のとこへ行く日が来るまでのこと。さ、ついたぞ」
それはこの地方の典型的な農家だった。
曲り屋に厩うまや。外に便所。
小さな更地の庭。
「さ、まずは茶でも。入れ?」
「はい!お邪魔します!」
中は薄暗い。
ようやく目が慣れてきた。
凄い。
まるで「新日本紀行」だ。
オレは1960年代の日本の古い暮らしを撮影した名ドキュメンタリー番組を思い出していた。
ん?「蕎麦屋のグルメ取材」?
オレはふと本来の目的を思い出した。
何だかバカらしい気がしてきた。
「ほれ、そんな所につったとらんで揚がれ?」
オレは土間から座敷と思しき囲炉裏端へ案内された。
「まあ、何のお構いもできんが。ああ!ひざはくずして!」
盆にのせられた湯呑みをこちらに置きつつ婆さんが言った。
「これもおあがりなんせ」
赤蕪らしき漬物の鉢をオレの前に置く。
「いただきます!」
茶を飲んだ瞬間、オレは心からくつろいだ。
「失礼ですがまだお名前を伺っていません。教えて頂けますか?」
「おう、これは無作法を。おらはシズ、ウメダシズ」
「梅の花に田んぼの田?」
「んだ。シズは片仮名」
「可憐なお名前だ」
「ホッホ!面白いお客だ事!」
婆さんは顔を赤らめて笑った。
その顔を見たら婆さんの娘時代が透けて見えた。
可愛い娘だった。
「…それじゃあ、兄さんは、それからずっと記者さんなんかい?」
「ええ。」
「…大変なんだのう…。おらは東京の記者さんなんてものはずっと華やかなもんだと…」
夕暮れの庭を見ながら婆さんは言った。
「他に飯の喰い方、知らなくて…」
急に部屋が静まり返った。
「ああ!飯と言えば兄さん、腹減ってきただろう?すぐ支度するから!」
婆さんはそれだけ言い残し席を立って台所の方へ離れていった。
オレは荷物の整理をしながらスマホを見た。
“圏外”。
…まあ、良い。
締め切りまでまだ少しある。
明日、村の誰かに蕎麦屋までの案内を頼めるだろうか?
もう道には迷いたくない。
オレは暮れなずむ山影を見ながら考えた。
5
「ほうれ、まんずなんにもないけんど、腹は膨れるべ?」
と言って婆さんが出してくれた食事は雅な膳で出されてきた。
茶碗一杯の白米。
豆腐と茄子の味噌汁。
尺イワナの燻製。
色とりどりの漬物。
「いただきます!」
オレは久しぶりに本気で食物に感謝した。
まず白米を口に入れる。
「…」
そして手作りらしき合わせ味噌の味噌汁をすする。
「…」
また飯を食べる。
「…」
そしてイワナの燻製に手を出す。
「…」
またまた飯を食べる。
「…」
「おかわりしなっせ?」
婆さんが言った。
オレの飯椀は空になっていた。
「いただきます!」
「ホッホ!」
婆さんが笑った。
「あ、すみません!つい夢中で食べてしまって。なんというか…、…どれもこれも、…すごく美味くて!」
「ホッホ!」
「おかしいですよね?食べ物の取材に来た人間がロクに感想も言えないなんて」
「いんや。なんにもおかしくねえ。ホントに兄さんが美味しく食べてくれているのがおらにはわかる。そういうもんだ。ほんとにうめえ飯を食えばみんなそうだ。…おう、もう飯、食い終わったかい?腹は膨れたかいの?…じゃ、次はおらの寝酒はどうだべな?…”コレ”の話は””とっぷしーくれっと”だけんど…?」
「?…ああ!”アレ”ですね?ハイ!頂きます!」
「ホッホ!じゃ、なんか酒の肴をこしらえようかいの」
そうして夜は更けていった。
6
「ホイホイ!お待たせしたの」
と言って婆さんは膳を持ち軽やかに座敷に戻ってきた。
「最近めったにないマレビトだ。丹精込めたさ」
そういって婆さんはキノコが煮えている鍋と浅い鉢二つ、徳利二本、二つの猪口ちょこの入った膳を置いた。
「このキノコは?」
「おらの村では”エトキ”とよんでいるけんど?」
「エノキですか?」
「いんや、エ・ト・キ。”絵を解き明かす”キノコだて」
「絵解き?」
「そう。うめえぞぉー?爺さんの好物じゃった。おらの村でもそんなに採れねえ」
「…そんな貴重なものを、ありがとうございます!今日は何から何まで本当に…」
「なんもなんも!それ、よそってやる」
「いただきます!」
キノコは私にはマイタケの仲間のように見えた。キノコ鍋は醤油仕立てで季節の山菜も入っていた。…物凄い旨味だ!
「どうだべ?」
婆さんがオレの顔をのぞき込む。
「なんというか…。今までの人生で一番美味しいものをいただいたと思います!」
「そうかい、そうかい!」
婆さんが破顔した。
「どれ、おらもひさかたぶりの”エトキ”、いただこうかの。おっと。兄さんにお酌を忘れた!」
「ああ!もうどうか!」
オレは本気でうろたえた。
「そうはいかねえ。この村の衆は情けが無かった、と東京中に知られたら生きていけねえ!」
といいながら婆さんは猪口に酒を注いでくれた。
「さあ!ぐいいっ、といきなっせ!」
そそのかされるまま白く濁った液体を一気に煽る。
オレはグルメレポーターで飯を喰っている。
だが今は分析をしたくない。
何も言葉にしたくなかった。
「ホウホウ!兄さん、さすが東京の男じゃ、良い呑みっぷりだのう!」
老婆が囃した。
夜は更に更けていく。
「…兄さん、よく見ればいい男っぷりなのに嫁の来てが本当にねえのか?」
「甲斐性がないですから」
オレははにかんでみせた。
「…そうなんか。惜しいのう…。おらが若い頃なら村中の娘がほっとくめえ…」
「ハハハ…」
オレは力なく笑いながらキノコををつまみ酒を呑んだ。
婆さんの目が座っている。
じっとこちらを見ている。
「…そのキノコ、”エトキ”だがの?」
「はあ?」
「…実は毒がある」
「…はぁ!?」
「あわてんでもよい。普通に食べとりゃ悪さはせん…」
「はあ?」
「兄さん、さっきまでの話では絵も描くそうじゃの?…”エトキサマ”は絵の神さんなんじゃ…」
「はぁ?」
「”エトキサマ”は絵が巧みな人を気に入ると降りなさることがある」
「…はぁ!?」
「おらの家はの、”エトキサマ”が降りる家なんじゃ」
「…はぁぁ!?」
「ご先祖代々受け継いできた。しかしの、息子に死なれ、養子の爺さんに死なれ…」
「はぁ?」
「血脈けちみゃくはおらで絶える。兄さん。”エトキサマ”をあんたに降ろしてええかいの?あんたのためにゆうとる」
「はぁぁ!?え?え!?私の為とは?」
「これからわかる」
と言って婆さんはすっと席を立って奥へと消えた。
オレは俄かに薄気味悪くなり、その場に立ち上がった。
…そして座った。
婆さん、酔ったな?
と思ったからである。
奥はしんと静まり返ったままだ。
寝てしまったのだろう。
オレはそこまで考えて気が大きくなり、キノコをつつき酒を煽った。
7
「こうれ、起きなされ」
声に気が付き目を開けた。
天井が見える。
座敷の天井か?
!?首が動かない!
いや、全身がほどんど動かない!
「安心召されい…半分術にかけただけじゃ…」
あの老婆が無表情でオレの頭の上に首を傾けて静かに囁いた。
白い髪を降ろし白装束の袴姿で頭に金冠を乗せている。
「何をする気だ!」
オレは叫んだ。
「先程いうたじゃろ?”エトキサマ”をお前様に降ろす」
「何か知らんがやめてくれ!」
「お前様のためじゃ。これが最期のカミオロシ…」
オレは叫んだ。
叫んだつもりだった。
気が付くと朝だった。
体は動く。
…悪い夢か?
婆さんは?
オレは声を上げた。
「スミマセーン」
しんとしている。
「スミマセーン!」
誰もいないのか?
「スミマセーン!先島です!開けますよ!」
奥の間は空っぽだった。
他の部屋も。
なんなんだ?
…ともかくここを出よう。
オレは急いで荷造りして書置きにお礼をしたため家を出た。
他家を訪ねると皆廃墟だった。
オレはこの村の街道筋と見える道を突き進んだ。
8
蕎麦屋には老婆が言った通り二時間ぴったりで着いた。
舗装された二車線の道路沿い。
一杯の駐車場。
小さな店の前は客の長蛇の列。
「知る人ぞ知る秘境の蕎麦屋」?
オレは数枚写真を撮り列に並んだ。
待つこと1時間半。
「ようこそ伊野庵へ、いらっしゃいませ」
中年の女性に席まで案内された。
せまい座敷に座り込む。
コレは「ガチ目の蕎麦屋」の造りだ。
全然来客数にあっていない席数、規模。
予約制に何故しないのか?
「お姉さん、ココ、始めてから何年?」
「今年で五年になります」
「随分流行ってるねえ」
「ハイ、先週、『ベストグルメ』で紹介されて…」
…なるほど。
…先を越されたか…。
「鴨せいろ、お待たせしました」
出された蕎麦を写真に撮る。
そして奇麗な箸で蕎麦をすする。
…つゆ、…普通。…麺、…普通。
…値段、…味のわりに高額。
…こんなもんだ。
恐らくは客対応で味が落ちたのだろう。
オレは無性にやりきれなくなってきた。
気が付くと、スケッチブックに水彩色鉛筆で今食べた蕎麦の絵を描いていた。
止まらない。
凄いスピードだ。
出来上がった絵の出来栄えは凄まじい技術だった。
オレの絵じゃない。
しかし…。
「もし。お食事中に失礼いたします」
振り向くと60代半ばぐらいの男性が正座していた。
作務衣さむえを着て手には手ぬぐいを持っている。
穏やかな目をした紳士然とした態度と気風。
「初めまして。伊野庵へようこそお越しくださいました。当店の主人でございます。うちの従業員がうちの蕎麦の絵を描いていらっしゃるお客様がいる、遠目で観ただけだが、とにかく凄い。…などと。私も絵は嫌いじゃありませんから、つい気になりまして…」
「ああ!申し訳ありません!営業のお邪魔ですよね?すぐお暇します!」
「良ろしければ私にその絵、見せて貰えないでしょうか?」
「あ?いや、コレはその、なんというか…、人様に見せるほどでは…」
「お願いいたします」
主人は頭を床まで下げた。
しょうがない。
「素人の遊びですが…」
と言いながら、オレは主人にスケッチブックを手渡した。
「…」
じっと絵を見つめる主人。
その時、主人の目に光るものを見た。
「やってしまったのですねえ…」
主人がぽつりとつぶやいた。
「え?なにか?」
オレはうろたえた。
「イヤ、なんでもございません。…勉強になりました。お礼代わりにお代は結構でございます。その代わり、というのではありませんが、…一年後、また来てもらえないでしょうか?お願いいたします!」
主人の気迫に圧倒され、なんと返事したか覚えてないが這う這うほうほうの体で店を出た。
9
帰宅したオレは編集部に電話して取材の成果の概要を伝えた。
あの村の一晩の事は言わなかった。
「…うん、そうか。出し抜かれたか。しかしまだ伸びしろはある。…適当に褒めて。秘境感満載でね。その風格があった主人の絵も描ける?鴨せいろと。ページは取っておく。締め切りは明日の昼までに」
担当は言った。
「もう夜11時だぞ?徹夜かよ」
とは言わず了承した。
とにかく腹ごしらえだ。
夕方から何も食べてない。
コンビニで買い出しは済ませてある。
「えーと…?」
あ、この新製品。
『本場の味、チキンビリヤニ』。
オレはビリヤニが好きだ。
東京だけでなく地方の高評価の店まで取材ついでで寄れる所は食べているぐらいだ。
ビリヤニは主にインドで食されている炊き込み飯だ。
しかし、コンビニ飯でバマスティライスを使用するなんて、気合が入ってるな。
ラップをはがし電子レンジに放り込む。
数分で良い香りがしてきた。
お?このスパイスの香り…。コレは…イケるのではないか?
加熱が終わった容器をいそいそとテーブルへ運ぶ。
蓋を開け写真を撮り早速食べる。
!…ナニィ!
「コレをコンビニが?」
オレは思わずつぶやいた。
オレの期待をはるかに凌駕していた。
コンビニ商品開発部の技術は恐るべきものだとは知っているが、それにしても。
オレは夢中で食べ進めた。
完食。
コレを全国展開?
この値段で?
気が付くとオレは絵を描いていた。
出来上がった絵の出来栄えはまたしても凄まじい技術だった。
しかし今度はそれだけじゃない。
オレはしばらく絵をじっと見てから複合機で絵をスキャンした。
それを大学の或る同期に送り付けた。
すぐに返信が来た。
「アレは誰の絵だ?」
「オレだ」
「冗談はいい、誰だ?」
「本当にオレなんだ。オレも信じられん」
電話に着信。
そいつからだ。
「先島、いつからあんな絵を!?」
「信じんだろうが二日前からだ」
「…信じられん…」
長い沈黙。
「正直な所、お前にこんなに才能があったとは驚いた。世界に通じる、と俺は思う。…信じるか?」
「信じるさ。だからお前に見せたんだ」
10
「今日のおススメグルメイラストはぁ~!、こぉーちらだぁ~!!!」
OK。編集点。
オレはYouTuberを仕事に選んだ。
世界に通用する画家になろうとオレはなるべく沢山の人にオレの絵を観てもらい、なるべく沢山の食い物と出会いたい。
勿論オリジナルの絵、コピーの絵も売れた。
自社商品を宣伝してもらいたいという案件も3年先までスケジュールは埋まっている。
オレの体験談を聞いてその村を訪れようとするものが一時はすさまじい数に昇った。
しかし今の所、訪れたものは居ないらしい。
医学、認知、心理、情報処理、色彩、美術、 etc.がオレの脳みそをいじくり回したが、今の所、謎のままだ。
オレの絵は公開されるが、画の性質上、オレが本当に美味しい!と思った作品だけにしている。
以前TVのバラエティで依頼主に
「俺の造ったモンはこんなにまずそうじゃねえ!お前の舌がオカシイ!」
と言われたからだ。
その通りかもしれない。
いい事ばかりじゃないよ?
ホントに。
「”世界的大人気”YouTuber」も。
完
レポート・オブ・マッシュルーム - 濃尾 濃尾 @noubi
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