第27話 単純戦法の代償
あれから俺もどんどん攻略していき今は第34階層に居る。この先の35階層にいるボス魔物は聞く限りエルダートレントと言って戦い方自体は通常のトレントと同じだが火炎耐性によるこれまでの無双パターンの終わりそして、太古の叡智と言う固有スキルによって放たれる古代魔法は強力な魔法と聞いた。
それから35階層に入ってみて対象を鑑定してみると結構な化物ステータスだった。
名前
種族 エルダートレントLv15
職業 無し
命力 3255/3255
体力 2535/2535
魔力 1500/1500
攻撃力 1750
防御力 2550
速度力 20
魔法力 1225
抵抗力 1025
固有スキル
古代の叡智
種族スキル
光合成Lv10.成長Lv10.樹木体Lv10.古代樹木体Lv5
コモンスキル
触手Lv10.剛腕Lv10.回復Lv10.再生Lv10.高速再生Lv7.腕力強化Lv10.怪力Lv10.剛力Lv10.水分吸収Lv10.栄養生成Lv10
魔法スキル
魔力感知Lv10.魔力精密感知Lv6.魔力操作Lv10.魔力精密操作Lv3.樹木魔法Lv10.古代樹木魔法Lv7
耐性スキル
物理攻撃耐性Lv4.水流耐性Lv10.樹木耐性Lv10.火炎耐性Lv6
「無理だな逃げよう」
俺は即座に転移を発動して迷宮都市から離れた最初の町アルトドに転移して逃げた。この迷宮から逃げたかったというのもあるが、それ以上にこの前の非合法技能屋に色々聞きたいことがあったのだ。
「よう久しぶりまたあったな技能屋」
「おぉ坊主かお前まだ生きてたんだなそれより俺の勘だが強くなったな」
この目の前にいる痩せ細った男は技能屋それも国と契約のしていない非合法の技能屋だ。本来なら習得したら大金持ちであるんだろうがなぜこの男はそれをしないのか不思議に思った。
「売ってるか?」
「いいや俺と契約する様なもの好きは居ねぇしこの辺も随分減ったからな」
「何か特別な事情でもあるのか?」
「あぁそれは国家技能屋連盟って言う名の国を跨いで技能屋を管理している団体何だが、そいつらが最近孤児やスラム街の連中を攫ってるんだよ。まぁ理由は分かるだろ補充だよ、孤児やスラム街の連中を攫ってそのスキルを全部取ってその上奴隷契約と命令権で永遠とスキルを鍛えさせて奪うっていうのを繰り返してんだよ」
「クソかな?ハッキリ言って倫理観とか無いのか?」「
「まぁそうだな因みに俺が連盟から逃げたのもそれが理由だなまっそのお陰でこうして追われる身だがな」
「技能屋が連盟から外れたら不味いのか?」
「あぁ技能屋はスキルを習得するのに特殊な手段まぁ儀式が居るその上それを鍛えるのにもそれが必要だ。そしてそれは全部技能屋連盟が独占している。
それに嫌気がさして逃げても追跡のスキルとかを持った連盟兵が追って来るって寸法さ俺も近々逃げようと思ってたんだよ。」
その技能屋のスキルが特殊な物と分かってそれを習得するには技能屋を襲うか非合法の技能屋を襲うしかないと言う事か。
「おい俺と共に来る気は無いか?」
「坊主と共にか?」
「あぁ俺のステータスを鑑定してみろ、そしたら分かる」
その次の瞬間俺の体の奥底から感じる不快感が体を駆け巡った。そしてその不快感が鑑定の仕業だと知って、無暗に人間に鑑定を発動しなくて良かったなと感じながら俺は男の反応を待った。
「なっなん…だとおい…坊主この強さは何だ?」
「分かったか?俺の強さがそして俺の固有スキルが一緒に来てくれるか?」
「あぁ坊主…それと俺の名前はサラルドだ。お前さんに従おうそれにお前さんと居たら案外楽しそうだし良いスキルも手に入りそうだからな」
「それならここを離れよう俺の拠点があるんだ。」
「それは何タラのマスターのスキルか?」
「まぁそんな所だ行くぞ」
そう言いながら俺と男、サラルドは工場に転移してから一先ず離れた。俺もこんなに上手くいくとは思っていなかったが、そうなると俺はこいつを養う義務が発生する。そうなると今までは飢餓耐性と最近は栄養生成で補っていたが、それじゃあダメだよなぁ上司?としてもそして人間としてもそうするとどうするかなぁ?
「そうだこの工場にそれを解決する手段があるかも知れんな」
そう思いながら工場の核にアクセスしてみると、まぁ初期型のゴーレムしか居ずにそれ以外は設計図は無かった。まぁそれでも手段が無い事は無い。
「召喚」
アイスウルフを呼び出してそして町まで転移して食料を買って、その後はアイスウルフに食料を冷やしてもらうと言う多少強引な手段で問題を解決したが、それじゃあ俺の金が直ぐに無くなるしアイスウルフと言う戦力をここで消費し続けるのも嫌だなと思った。
《スキル<転移Lv2>は<転移Lv3>に上昇しました》
《スキル<魔力付与Lv1>は<魔力付与Lv2>に上昇しました》
転移のスキルを使っていたからか転移のスキルが上昇して、常時発動している魔力付与のスキルもレベルが上がってから久々に自分のステータスを鑑定してみる事にする。
名前 幸田哲郎(ベ■■■・ヴァ■■■■ド)
種族 人間(■■)
職業 無職(■■)
命力 1125/1125
体力 1255/1255
魔力 1300/1300
攻撃力 610
防御力 560
速度力 510
魔法力 500
抵抗力 500
固有スキル
簒奪
種族スキル
水中適性.エラ呼吸.粘体Lv7.吸収Lv6.分裂Lv10.簡易魔導炉Lv3.繁殖Lv4.腐蝕体Lv1.骨体Lv1.魔力体Lv1.劣吸血Lv1.思考共有Lv1.魚鱗Lv1.光合成Lv1.成長Lv1.樹木体Lv1
コモンスキル
回復Lv10.再生Lv5.暗視Lv10.魂視Lv1.視覚強化Lv9.眼光Lv3.高貴Lv1.作法Lv6.観察Lv5.鑑定Lv2.猛毒攻撃Lv2.爪Lv10.剛爪Lv7.牙Lv10.剛牙Lv2.聴覚強化Lv1.嗅覚強化Lv1.悪食Lv10.捕食Lv3.庫空Lv2.保菌Lv5.突進Lv5.突撃Lv1.毒霧Lv4.回避Lv5.思考加速Lv10.思考超過速Lv3.並列思考Lv7.演算処理Lv10.高速演算Lv4.並列処理Lv8.触手Lv10.剛腕Lv1.変化Lv10.変身Lv3.射出Lv6.硬化Lv5.水泳Lv1.体術Lv5.格闘Lv6.棍棒術Lv6.剣術Lv7.二刀流Lv1.槍術Lv1.弓術Lv3.手当Lv1.斬撃強化Lv2.打撃強化Lv1.気配感知Lv4.生命感知Lv6.機械駆動Lv1.ドリルLv4.記録Lv3.座標感知Lv5.転移Lv3.召喚Lv1.帰還Lv1.分身Lv1.怪力Lv10.剛力Lv1.念話Lv1.浮遊Lv3.腐蝕攻撃Lv1.感染Lv1.肉体強化Lv1.周辺把握Lv1.胃酸強化Lv1.狂化Lv10.暴走Lv2.蟻酸Lv1.咬合強化Lv1.連携Lv1.採掘Lv1.掘削Lv1.使役Lv2.産卵Lv3.蜘蛛糸Lv1.鋼糸Lv3.粘糸Lv1.繰糸Lv5.縦横無尽Lv1.速読Lv10.認識加速Lv4.錬金術Lv1.多眼制御Lv2.情報処理Lv4.予測Lv1.集中Lv7.呪術Lv2.探求Lv1水分吸収Lv1.栄養生成Lv1
魔法スキル
魔力感知Lv9.魔力操作Lv9.魔力付与Lv2.魔法言語Lv8.属性魔法言語Lv4.魔法補助言語Lv6.魔法陣作成Lv1.魔力回復Lv3.無属魔法Lv2.火炎魔法Lv1.水流魔法Lv1.暴風魔法Lv1.雷電魔法Lv1.大地魔法Lv1.死霊魔法Lv1
耐性スキル
病気耐性Lv10.猛毒耐性Lv1.痛覚耐性Lv8.出血耐性Lv4.衰弱耐性Lv7.気絶耐性Lv5.苦痛耐性Lv4.物理攻撃耐性Lv1.水流耐性Lv1.酸耐性Lv2.飢餓耐性Lv7.火炎耐性Lv1.精神攻撃耐性Lv10.瘴気耐性Lv3.悪臭耐性Lv7.腐蝕耐性Lv4.溺死耐性Lv1.睡眠耐性Lv8.樹木耐性Lv1
称号
<鬼の末裔><K―00001のマスター><魔物蹂躙者><魔物擬き><人外者>
変化可能
人族(女王/)
無機物・鉄剣・棍棒
魔法生物・スライム・ゴーレム(最初期型ゴーレムαタイプ)
鬼族・ゴブリン(ホブ/アーチャー/メイジ/ソルジャー/キング)
植物族・トレント
魔獣族・ウルフ(レッサー/グレイト)・
アンデット種・スケルトン(ナイト/アーチャー/メイジ)・ゾンビ・ゴースト・吸血鬼
魔蟲族・アント(ワーカー・アーミー・ナイト・クイーン)・スパイダー
あれから俺も随分強くなったなとか思っていたが、案外ステータス自体は、基礎力以外がそれほど伸びてなくスキルも数は多いがその分一つ一つのスキルレベルは低かった。その上俺自身多くなり過ぎたスキルを管理しきれなくなりどんなスキルを習得しているかとかを全然把握しきれていなかった。
それに単純に触手ブンブンと言う頭の悪すぎる戦法が単純に強く模索する気にならなかったというのが大きい。だがこれ以上の敵例えるなら先のエルダートレントを含めてあの初心者迷宮第50層のボスであるアイアンスパイダーを含めてそんな頭の悪い戦法が通じそうになくなってきた。
それに魔法の方も死霊魔法の方は最低限使える程度に魔法を作っているがそれ以外の属性は、無属魔法の魔力保護それに火炎魔法の広域焦熱と言う名前負けしすぎていた魔法の2つのみでそれ以外は初級魔法しか習得してなくその上その3つの属性以外は使った事すらない
そしてそれに加えて更にバカだなって思う事が、武術系のスキルを全然発展させていないと言う事で、これも含めて俺がいままで単純に広範囲をカバーできて、攻撃力や拡張性が高いしかも俺本体が傷つく心配も無い触手でのブンブン戦法に頼り過ぎていたという事実にちょっぴり項垂れていた。
あとがき
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スキル簒奪で成り上がる魔王道 半目真鱈 @yugudorasiru
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