またも、体験談

入江 涼子

第1話

 こんばんは。


 また、私が体験した事や聞いた話について書きたいと思います(;´∀`)

 と言っても、大した話ではないですが。まず、中坊の頃に学校から自宅への帰り道の出来事です。

 確か、季節は秋口だったかな。一人で学校の校門を出て間もなく、ガードレールがふと目に入りました。んで、その向こうに男性らしき人影を見つけたんですね。

 けど、私はすぐに気づきました。実は通っていた中学校って標高は高くないけど、山の頂上にあったんですね。

 しかも、校門の前にあるアスファルトで舗装された道路以外は人が歩けるスペースはないに等しいんです。ガードレールの向こう側は急斜面でした。

 なので、人が普通に立っているのはあり得ない。私は血の気が引きそうになりました。


(……このおっちゃん、間違いなく。生きた人間やない!幽霊やわ!!)


 私は見ない振りをして、足早にその場を去ったのでした……。未だにこれは思い出します。

 

 二つ目はスーパーに買い物に行った時の出来事ですね。こちらも大した話ではないけど。

 今から、五年程前でしょうか。家族に自動車で某スーパーに連れて行ってもらいました。私は普通に話しながら、駐車場にて自動車から降りようとします。

 ふと、ちょっと離れた所に軽自動車が停まっていました。私は何の気なしに軽自動車の運転席を見たんです。そしたら、一人の女性が乗っていました。


(あ、買い物に来た人やろか?)


 不思議に思いながらも、私は軽自動車から目を逸らしたんです。んで、カバンを持って再び軽自動車を見ると。何と、乗っていたはずの女性の姿は全く影も形もなかったんですね。

 やっと、先程に見たのは幽霊だったと私は気が付きました。はっきり言って、背筋が冷えたものです。悪さとか、されていないのが救いではありますが。


 それではこれくらいにします。ありがとうございました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

またも、体験談 入江 涼子 @irie05

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ