生贄
スロ男
——サクリファイス——
犠牲、と聞くと
「○○は犠牲になったのだ」という、アレ。元ネタなんだったんだっけ、……と調べるとナルト。そうだった、あの頃、私は人生で通算三回目だかのジャンプ断ちをしている頃だった。(現在、五回目、ぐらい。はからずも継続中)
犠牲、サクリファイス、サクリ——サクレ、というアイスがあったが、それとは関係なく、おそらくこれはラテン語の「聖なる〜」から来ている語なのだろう。セイクリッド、サクラダファミリア、サクラくれぱす……。
Sacraの木の下には死体が埋まっているという話もあった。その死体を贄として、桜は咲き誇る。そして散り際の美を見せつける。日産のサクラは、リーフを経て、いまこそ咲き誇って、まだまだ散る気はないだろうけれど——。
しかし、そんな雑多な想起よりも、まず思い浮かべるべきは
百も舌のある鳥が、いざというときに備えて、早めに贄を用意し、枝にブッ刺しておくのだ。千も手があれば観音なのだから、やはり百も舌があれば神とか仏とか、その類いだろう。狐なんて九本の尻尾如きで国を傾けるのだ。
早贄として用意された贄は、脇腹や何かを槍でぶっさされながら死ぬ。いや、死んだと思われて、
それが実は
犠牲にはロマンが詰まっている。
生贄 スロ男 @SSSS_Slotman
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます