【シチュボ台本】警部補があなたの完全犯罪を暴いてくるので安心して眠れないシチュエーションボイス
叶あぞ
警部補があなたの完全犯罪を暴いてくるので安心して眠れないシチュエーションボイス
※やわらかい雰囲気で
えー、こんな夜分遅くに、お呼び出ししてすみません。
事件のことで、重要なお話がありまして……。
はい。事件に進展があったので、約束通り、まずはあなたにお伝えしようと……。
※シリアスな感じで
……えー、
あれは事故じゃありません。殺人です。
あなたが殺したんです。
えー、あなたを、逮捕します。
……はい。もちろん、ちゃんと証明もできます。
これ……現場で撮った被害者の写真です。
ここ見てください、ここ……、
おかしいと思いませんか!?
いいえ、ありえないんです!
もし眼鏡をかけてたら運転できるはずがないんです。
なぜなら……
レーシックの手術……ってご存じですか?
視力を回復する手術です。
こちら、
ほら、ここに……ね? ちゃーんと書いてある。
だから事件があった日、
もちろん、手術の後は眼鏡をかけずに運転していました。
もし視力が回復した後に眼鏡なんかかけたら、ぼやけて運転どころじゃなかったでしょう。
……ということは、ということはですよ、麻生さんの車が崖から落ちたとき、
……
誰かが
※ちょっと間、相手の反論を聞いてる感じで。
……まだお分かりにならないんですか!?
いいですか、事務所の人間は全員、麻生さんの目の手術のことを知っています。
逆に、
つまり。
麻生さんが運転してるところを見てなくて、なおかつ自由に事務所から車を持ち出せる人間は、たった一人しかいません。ひーとーりーだーけー。
つまり。
先週まで海外にいて、
事務所に住んでる、
自分の車を持ってて、
あなただけなんです。
※緊張感を下げる感じに戻る
ふふふ……えー、気を利かせて死体に眼鏡をかけたのが仇になりましたね……
細かいことに気が付きすぎるというのも考え物です。
※ちょっと間、相手の質問を聞いてる感じで。
いいえ……わたし、最初からあなたを疑ってました。
事件があった夜、事務所の駐車場で、あなたの車を見たんです。
そしたら車の下が湿ってました。
あれは、車がエアコンをつけたときに落ちた水滴でした。
ところが、あなたは事件があった日は事務所からは出てないと言った……
んふふ……それなのにどうしてエアコンを使った跡があったのか……それで分かりました
あなた、
……残念でしたね
さ、参りましょう
※ここでエンドロールが流れる
【シチュボ台本】警部補があなたの完全犯罪を暴いてくるので安心して眠れないシチュエーションボイス 叶あぞ @anareta
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。