タイトル[二人の人物が漫画家の面白い逸話を話す]

絶望を超越するもの

タイトル[二人の人物が漫画家の面白い逸話を話す]

俺たち2人の男はいつものように

学校の空き部屋で夜ご飯を食いながら話をしていた。


「漫画家て面白い逸話が多いですよね」


「そうだな」


「だから今から話させてもらいますね」


「構わないが」


「漫画家のアシスタントを昔していた時に面白消しゴムを使って怒られた話や


とある漫画家が取材でイギリス行った時にめちゃくちゃ対応悪くて

地図を見ながらこの建物ぶっ壊す、絶対ぶっ壊す、焼いちまおう、

胸糞悪い、全部灰にしちまえとして話や


本業が批評家で脚本に関してはド素人の人に実写映画の脚本

を担当させるために編集長呼び出してごり押し無難にまとめた

脚本をその人が見たいと一蹴して書き直させてキャストにも

この映画は原作関係ないので漫画読まないでくださいと伝える徹底ぶり


ゲーム雑誌のカラーエッセイ漫画の原稿催促がきたけど

帰省中だったので実家にある画材がクーピーしかなかったので

クーピーで描いて雑誌に載せたとか


アニメが原作に追い付くはよく聞いたが

長期休載もしてないのに単行本が原作に追いついたり


大体の作者が連載終わったあとキャラデザの依頼とか来るのに

ある作家には鋼のメンタルを手に入れる: ゴリラ式メタ認知トレーニング

という本の表紙依頼しか来ず元担当にもネタにされている話


筆が早すぎて単行本を一冊丸々描き下ろしたとか


エッセイで実の祖父の死を面白おかしくネタにしたら読者から

いくら嫌なお祖父さんだたからって大切な家族の死を

ネタにするなんて!!もう二度とこういう不謹慎な話は書かないで!!

って怒りの抗議が来た時、ごめんあたしゃそういうヤツなんで

これからも面白いと思ったことはネタにしまくると思うって一蹴したとか


ラノベだけどとある人物は30ヶ月以上連続刊行しまくったとか


水着持参で○○のプールへと電話で誘われ指定されたプールに行くと
僕は25メートルを何往復かしてるからこの辺で遊んでてと言って

そのまま放置、1人黙々と泳ぎ続ける人物と

1人黙々とプールサイドで足をバタバタさせてた妻


単行本の表紙を描くときに緑色のコピックを切らして
買ってくるのが面倒だったので緑色のキャラを表紙から外した先生


「その話いつまで続くの?」


「逸話が尽きるまで聞いてもらいますよ」


「それってどのくらいかかる?」


「まあ二十四時間以上は確実とは


そう言っている途中に男は立ち上がって帰って言った。


「何で帰るんだ聞けばいいのに?、まあいいかそれじゃあ続きを話すね」


そう言って彼は空き教室で喋り続けた。

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