僕のスキル! 僕は夢の続きが見れる!

崔 梨遙(再)

1話完結:900字

 僕に、ありえないスキルが備わった。カクヨムを始めてからのことなので、このスキルを手に入れたのは2年以内のことだ。


 僕は、不定期ながら夢の続きが見れる! 嘘みたいだが本当の話なのだ。



 或る日、僕の書いた作品がアニメ化、映画化される日が来る。そこで、アニメのOP曲とED曲、映画の主題歌をレ〇ナさんに歌ってもらえることになる。そこで、初対面。緊張の汗をかきながらの握手、レ〇ナさんとの面識を得る。その際、僕は自分の連絡先をこっそり教える……そこで目が覚めた。


 いつの間にか、僕とレ〇ナさんはこっそり付き合っている。デートスポットをお忍びで回り、楽しく暖かな日々を過ごす。そして、2人の気持ちが盛り上がっていく……というところで目が覚めた。


 挙式。レ〇ナさんのウエディングドレスがキレイで気を失いそうになる。誓いのキスを……する前に目が覚めた。目が覚めると、嬉しすぎて僕は泣いていた。


 新婚生活。レ〇ナさんの手料理が食べられる。その日はビーフシチューだった。お約束の、“はい、あーん!(はあと)”あり。一緒に静かに夜明けのコーヒーを飲む。言葉はいらない。黙っていても、心が繋がっている……というところで目が覚めた。僕は夢を見ながら泣いていた。幸せ過ぎて泣いたのだ。


 子供が生まれている。2歳くらいだろう。かわいい。子供もかわいいのだが、子供をかわいがるレ〇ナさんがかわいい。笑顔に溢れる日々……そこで目が覚めた。気付いたら、夢を見ながら感動して涙が出ていた。



 ここまでです! ここまで夢で見ました。普通の夢はスグに忘れるのに、何故かレ〇ナさんの夢は忘れないんです。夢の続きが見られるって、幸せですよ!



 まあ、悪い夢の続きも見るんですけどね。


 偶然、数十人の人が瓦礫に閉じ込められてしまう。瓦礫から抜け出したら、そこは森の中。虫や蛇の苦手な僕は、怯えながらもサブリーダーになって周囲の仲間達を引っ張って行く。


 この物語も3~4回見ましたね。今、まさに脱出できるかどうかというところでスリリングです。



 でも、やっぱりレ〇ナさんの夢の続きが見たいなぁ。早く見たいなぁ。













  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

僕のスキル! 僕は夢の続きが見れる! 崔 梨遙(再) @sairiyousai

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る