第8話 相手を駅まで送るのは普通だよね?

 さて、勉強会が終わったから、奈々美を駅まで送っていくことにした。まぁあいつのことだから、ちゃんと帰れるだろう。たぶん


「ねぇ、釘田くん、両親優しかったね。」


「それはないと思うが?おそらく奈々美だからこそ優しくしてくれたんだと思うのだけど?」


「えー、本当に?」


「だって家ではかなり成績とか言ってくるし」


「ふーん」


「そんなことよりお前近くないか?」

 あいつのね?うんお胸が何故か腕当たっているほど近いんだよ、、、


「あ、ごめん」


 なんか気まずくなって話せない、、、


「ついたぞ」


「うん、また休日に一緒に勉強しようね?」


「はいはい」


「約束だよ?」


「はいはい」


「じゃあ、また学校でねー」


「はいはい」


 やっと奈々美が帰った。マジで今日の奈々美めっちゃ近かったなぁ。というかマジでなんであんなにスキンシップとってくるのかわからん、、、


 <<奈々美 side>


「うぅ、恥ずかしい」

 今日、釘田くんの家で勉強会をしてきた。釘田くんを振り向かせるために、色々と仕掛けたんだけど、今思えばかなり恥ずかしいよ。


 あ、釘田くんからメールだ。


「着いたか?」


 優しいなぁ、昔から本当に私を心配してくれるんだよね、、、だから好きになっちゃったんだよ、、、

 だから、、、絶対釘田くんを手に入れなきゃ、、、

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僕の心に光が当たるまで めだかざめ @tuna2134

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