第7話 親に紹介してみた(笑)
「ねぇ、今度の日曜日、釘田くんの家に行っていい?」
ん?なんと?空耳か?
「え?なんてもう一回言って?」
「だぁから、今度の日曜日釘田くんの家に行っていい?」
Oh... 親に面会っすか?流石になぁきついよ、、、恥ずかしいなぁ
「いやぁ、それはちょっと早くないか、、、?」
「なんか勘違いしているようだけど、勉強会するつもりだよ?」
ふぅ、よかった、、、
「それはまた、なんで?」
「だってもうすぐテストでしょ?いいじゃん家でやろうよ」
「まぁいいよ」
「やったー」
とまぁこんなやりとりがありましてですね、はい
家に凸られることになりました、、、
<日曜日>
「ピンポーン」
「今開けますね」
お母さんが玄関に行って開けに行った。
「あらら、可愛い子だねぇ」
「こんにちは、釘田くんのお母さん」
「いいのよ、私のことはママって呼んでくれても?」
「おい、お母さん。恥ずかしいよ」
「ほんと、この子最近甘えてくれてなくて困っちゃうのよ。うちの子はかなりめんどくさい子かもしれないけど付き合ってあげてね」
「はい」
「いや、お母さん、まだそんな関係じゃないって」
「はいはい」
絶対母さん聞いてないやつだ、、、
「お邪魔します」
「飲み物は何がいい?お茶、オレンジジュース、アップルジュースしかないけど、、、」
「釘田くんのお母さん、お茶でお願いします」
「はーい」
ほんと、女子を家に連れ込むの初めてだからめっちゃ緊張するわ
「釘田くん、ここの英文ってどういう意味?」
「あぁ、これか?簡単だよ」
なんかこいつ距離ちけぇなおい。色々当たっているせいで集中できん、、、というかあいつの顔赤くなっているのだが?
「ちょっと距離開けて欲しいのだけどだめか?まだ恋人でもないのによくないと思うし色々当たっているし、、、」
「あ、ごめん、、、」
おい、あいつちょっとしか離れなかったぞ。距離でいうなら数センチだぞ。こっちの理性を保つのも大変だっていうの理解できてないな、、、
<<奈々美視点>>
釘田くんの家で今度一緒に勉強しようと思って、聞いたらOKもらえた。正直断られると思っていたから安心した。
釘田くんのお母さんも結構優しい人だったから安心したよ。
勉強中に釘田くんに意識してもらうためにわざと体を近づけたら、離れて欲しいって言われた。。。正直恥ずかしい。
でも釘田くんの顔が赤くなっていたし、作戦大成功かな?
よし、また距離をちょっとずつ勉強中に近づけて意識してもらえるようにしようと!
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