神から堕落した魔王、王国を造り王様となる

水書ことり

「魔法と一人の神の堕落」より

 この世界は魔法が使える。我々、人族も魔法が使える。しかし、この「魔法」には一人の神の堕落が関係している。

 魔法を創ったのはエレニューン。最後から二番目にこの世界に降りてきた、神だ。

 しかし、我らの先祖は魔法を使うことができなかった。そこで一番最後にセムレラストが降りてきた。セムレラストは魔法を簡単に使えるように、「能力スキル」というものを創った。

 「スキル」の力を人々は喜び、セムレラストを崇めた。最も、セムレラストを崇めたのは今のアダジー王国、つまり、エレプト地方だ。そこで、平和の女神アイレラは褒美として、セムレラストに最古の神獣である一匹のドラゴンを授けた。

 しかし、「スキル」がきっかけで喧嘩や戦争が一気に増えた。そのことに神々も怒り、セムレラストを敵視し始めた。その後、セムレラストが堕落した。神々の半分以上が賛成したからだ。

 そして、セムレラストは魔王となった。アイレラが授けたドラゴンは魔王の側近となった。

 魔法を巡り一人の神と最古の神獣は魔王とその側近となった。だが、今でもセムレラストは崇められている。

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神から堕落した魔王、王国を造り王様となる 水書ことり @okinanoa

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