非力な少年とスライムがひょんな事から友情を育み、お互い強くなって再会しようと約束を交わす。時が経ち、少年はまだまだ駆け出しだけど、スライムはなんと魔王のように強く…そして可愛いくなっていた!?
から始まる少年少女たちの学園青春ストーリー!
全編通してギャグがとても楽しいです。主人公のフィル、スライムのキュルル初め、出てくるキャラがみんな個性豊かでバッチリコメディやってくれます。
その上で、各キャラのギャグみたいな設定も、実はとても緻密な設定に基づいており、伏線になっていたり、個性を駆使したバトルが繰り広げられたりと、ギャグと共に熱いバトルとストーリーを楽しめます!
あとキャラがみんな可愛いです。
舞台が学園なので、生徒たちがみんな初々しくて一生懸命なのがいいですね。
先生もいい!
タイトルに惹かれ、本作に拝読しました。
何となく、気楽に読み進められそうかなー、そう思っていました。
結果から言うとそれはその通りでしたが、想像以上に伏線や展開が練られた、奥深さを感じられる作品でした。
1話目の急な展開も、きちんと順を追って説明されます。
主人公の虚弱体質などの設定についても、最初は「ギャグ展開の一環かな」くらいに思っていたのですが、実は伏線で後から綺麗に回収されます。
物語を書く上でのテクニックが、しっかりと披露されていました。
キャラも魅力的と申しますか、違った方向性で(主人公の少年含め)みんな可愛いと申しましょうか。
特段、モンスターであるスライムが最序盤から「きゅるきゅる」言ってて可愛かったのですが、この子が後ほど大変なことに。
このようにお話の作りも見事ですが、キャラクターの魅力や頻繁に入るギャグの流れで、しっかり読み易いです。
ぜひお気軽にお手に取ってください。
人類と魔物が対立する世界。
10歳の少年フィルは、かつて村を救ってくれた「勇者」に憧れ、たったひとりで戦場へと向かう。
しかし彼を待っていたのは、容赦のない現実と、命がいくつあっても足りない修羅の戦場だった。
戦火の森で逃げ惑う彼が出会ったのは、ちいさなスライム。
敵として出会いながらも、どこかぎこちない一進一退の「戦い」を繰り広げるうち、ふたりの心は少しずつ通い合っていく。
言葉も通じないはずなのに、通じてしまう。
誰にも気づかれない井戸の底で――「人間」と「魔物」の垣根を越えた、不思議な友情が芽生え始めていた。
生きる意味も、強さも、優しさも。
すべてはこの井戸の底から始まった。
少年とスライムの、小さくて大きな「冒険」が、今、静かに幕を開ける。
主人公フィル10歳は普通のか弱い少年だが、村を救った勇者にあこがれ、自分も魔物と戦ってみんなを護りたい、と思っていた。
しかし、魔物と戦ったことない、鉄の剣は重くて持てないから木剣、そして10歳。
ということで最前線の兵士からは「帰れ」と言われてしまう。
折悪しく、その場へモンスターの群れが襲撃し、フィルは恐ろしさのあまり物陰でガタガタ震えていたが、一匹のスライムに出会う。
これなら勝てるかもしれないと、スライムとフィルの一騎打ちが始まるがどちらも弱すぎて勝負はつかず、やがて他の強い魔物に襲われ飛び込んだ井戸の底で、1人と一匹は協力しあって底から抜け出そうととするうちに友情が芽生える。
感想:力はないけど、努力してがんばっているフィルが可愛い🥰 彼の友達となったスライム・名前はキュルル(フィルが名付けた)との再会では、キュルルが魔王になっている、というとんでも展開で(プロローグに描いてあるのでネタバレではないです)、読み進めるのがとても楽しみです。
オススメです(≧∇≦)