第10話 真面目にぶっちゃけます(完)

 ここまで思いつくままに書いてきました。


 ふと、気になったのです。


 歴史ものを書きたいと思ってくれている人はどのくらいいるんだろう?

 それは、正直、わからないです。直接「歴史ものが書きたいのですが、どう書いていいかわからないので教えてください」と今まで求められたことがないので。


 じゃあ、どういう人がこのエッセイを読んでくれているのか?


 ファンタジーを書きたい人かな?

 けっこう歴史ものと内容がかぶる作品も多く見られると私は感じていますからね。ご参考になれば幸いです。


 亜咲がどうやって歴史ものを書いてきたのか、知りたい人かな?

 それはこの回まで、赤裸々に書いて参りました。もう私に企業秘密はございません。ホントです。


 というわけで、今日、「小説家になろう」にて週間ランキングで1位になったこともあり(感謝します)、真面目に考えました。


 そして、これまで書いてきた内容と重複する点もありますが、真面目にぶっちゃけます。



 何で私が三国志ものを書くようになったのかというと、これまでの三国志ものが気に入らなかったからです。


 あ、「なろう」やカクヨムに掲載されている小説が気に入らないと言っているわけじゃないんで、安心してくださいね。


 気に入らなかったのは、吉川英治や横山光輝『三国志』とかに対してですから。


「私ならこう書く」と思って、執念と意地と根性でひたすらスマホにインストールした文章作成アプリに、歩いて5分の100円ショップで購入したタッチペンで、打ち込んできただけなんです。


 自分にはそこまでの執念はないって?


 ええ、あなたは正常です。それが当たり前であり自然です。


 私みたいなのが珍しいんだと思います。



 読まれるために、今思い起こせば余計なことをしてきたんですよね。

 無駄にボーイズラブ要素を入れたりとか。

 無理してあらすじまで入れたタイトルにしたりとか。

 無理して「婚約破棄」だの「後宮」だので話を作ったりとか。

(しかし『晋よ曹魏の上に立て』では荀節が婚約破棄した上で後宮の女官になるという重要な回があります。彼女は皇太后の右腕として活躍します)


 でも、そんなもの要らないやって、最近気づいたんです。


 あっ、やりたければやってもいいのだと思いますよ?


 読まれるための工夫は重要ですからね?


 ただそれが、あなたが本当はやりたくないことなのだとしたら、無理してまで自分をねじ曲げる必要はないってことを伝えたいんです。


 私はこれまで、特に三国志ものに関しては、自分が読みたいものを書いてきただけなのですから。


 三国志ものを書いている時は、本当に幸せな時間を過ごすことができました。感謝しております。正直に話すと、三国志ものを書いてる時が、一番気分が乗るし、一番楽しいです。


 だから、歴史ものにしろファンタジーにしろ、プロの作家になることを真剣に目指していないのであれば、趣味として書き続けていくのであれば、自分が読みたいものや書きたいものを、自由に書けばいいのだと、私は思います。


 それでは皆様、ここまでおつきあいくださいまして、誠にありがとうございました。


『歴史ものを書きたいな』これにてお開きといたします。


 ご質問などございましたら、「なろう」でしたら感想やメッセージ、カクヨムでしたらコメントにていつでもお受けします。


 ありがとうございました。

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歴史ものを書きたいな~ファンタジーにも使えるかもしれない創作論 亜咲加奈 @zhulushu0318

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