第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト【俳句・一句部門】
小余綾香
枇杷たわわ鈍行だけの搬送先
母を救急搬送する連絡の入った日。
病院決定の連絡を待ちながら支度し、すぐに向かいましたが、電車は鈍行。外は梅雨時の晴れ間。日曜日。車窓は長閑な週末です。
深緑の葉に枇杷の独特なオレンジ色が旺盛に映えるのが目に入りました。子供の頃、実家には祖父が植えたという枇杷の木があり、毎年、実るのを喜んでいたからでしょうか。私は食べる専門でしたが、近所の画家さんが画材に貰って行かれたりしたことを思い出しました。私には面倒臭がるのに、画家さんにはすぐ枝を切っていた母……判らないではありません。
しかし、何故、人は見守っている間は元気なのか。
そして、何故、人は夜間・休日に具合が悪くなるのか。
これに効く対策を発明した方を地球帝国の皇帝にして差し上げたいです。
第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト【俳句・一句部門】 小余綾香 @koyurugi
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