キャッチコピーの歌も素晴らしいですが、同じくらい良いと思った一首をひとこと紹介に挙げました。「そぞろに戻す」が得も言われず良いと思います。1首が約31文字、全体でも500文字強の量で、三重県のエッセンスに触れられます。これは万人にオススメできます。このごろ海や水族館に行っていないという人もぜひ。癒されると思います。
三重県の事物を介して、興味深い非日常を演出している。 そのコクは伊勢海老のだしのごとくかな。 その手法から、森見登美彦さんが好きな人は楽しめる短歌のように思った。 キャッチコピーの一首が、作者の書きたいことを誇大気味に体現しており、よい選び方である。