『二十羽』

ゆーは

『二十羽』

赤腹あかはらかがや羽並はなまさ真日まひ


如何いかにせむ見目みめなれど斑鳩いかるが


瑠璃鶲るりびたききょろきょろとしたさき


えだうつりえらぬ柄長えながおど


いたなどくち老鶯ろうおう


神憑かみがか雷鴫かみなりしぎりる


生粋きっすい捕食者ほしょくしゃたらしむ翡翠ひすいはし


うちのねこほどではないな海猫うみねこ


ねじもの根城ねじろなごます目白籠めじろかご


しむ星鴉ほしがらすほしきまま


あな由々ゆゆはや茅潜かやくぐり


げるならいわいてしまえ岩雲雀いわひばり


なみだたたくるおもて水鶏くいな


なりがるけりつばさ強請ねだりけり


夜降よぐた夜立よだ夜鷹よたかほむら


おとまつこと夏雲雀なつひばり


におははおぼえる二恩におん


ふえつぐみみかたむけるぬえこえ


雪下せっかせめて刹那せつなりょうとなれ


幢々とうとうほとほのお時鳥ほととぎす

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