信州へ
内田 風花
諏訪、蓼科、上田、小布施
交差する大断層やカリンの実
一之宮なる山の神山の民
山に入る岩飛ぶごとき案内人
4WD鹿の親子に会う小道
クレソンの自生する沢春窓辺
野の花や短い夏を彩れり
黄金のカラマツの道早い秋
冬木立光あふれる別荘地
万緑や湖面に映る色静か
群青の天に一番近い花
山盛りの馬刺にんにく醤油の香
焼酎よ酒に酒足されるグラス
杉玉や酒造の並ぶ氷湖畔
新蕎麦や
六文銭旗ひるがえす夏の風
久久の
柿吊す軒や信濃の住宅地
鳳凰の
北信の山に守られ冬林檎
信州へ 内田 風花 @huukau2306
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。信州への最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます