マスク売りの少女

藤いろ

第1話・マスク売りの少女

「マスク・・・マスクは要りませんか?1枚10エルです(10円)」

冬の真っただ中少女が一人手元の籠一杯のマスクを売っていた。

しかし誰も見向きもしない。

「うう・・・寒い。これが売れなきゃ冬を越せない・・・」

少女は座り込みうずくまる

「くしゅん!・・・・あぁいけないわ。そうだこんなにあるんだものマスクをしましょう」

少女は籠からマスクを1つ取り出し付ける。そのまままたマスクを売る

すると1人が男が現れた。

「貴方が付けてるマスクください。いくらですか?」

目と目が合う少女と男。

「1枚1000エル(1000円)です!」

少女はふっかけた。

「3セットお願いします」

男は即決した。

マスクを外す、そして艶めかしく渡す。

「俺もください!」「俺も!」

それを見ていた男共が次々買いに来る。

マスクは全て売れて少女は幸せになりましたとさ。

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マスク売りの少女 藤いろ @willwar

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