ツンデレはこれからも

うららと楓先輩と仲良くなって一緒にいる時間が増えた。

というかあの二人から寄ってくるので一人になる時間がない。

まぁ、二人ともツンツンデレデレしててかわいいけどね。

…っは!ツンデレが二人…

これが本当のツンツンデレデレ!

閃いてしまった。

俺は天才だったってことか。


「ちょっと瞬!何ぼさっとしてるのよ!私がいるんだから構いなさいよね!」

「あ、ごめんね。ちょっとうららのこと考えてて…」

「え!私のこと!べ、べつにうれしくなんかないんだから!」


うららはいつも通りツンデレだ。

はぁ、可愛い。

俺の前だけツンデレなんてほんと俺得すぎる。


「き、来たわよ!べ、べつに瞬君に会いたくて来たわけじゃないんだから!」


っと楓先輩が来たようだ。

俺に会いに来てないのなら何しに来たんだよ

っと突っ込みたかったがそっとしておこう。

これに突っ込んでしまうとツンデレの先輩は帰ってしまいそうだからだ。


「楓先輩、今日も来てくれたんですね。ありがとうございます。」

「な、そんな直球に言われると…」


おっとー、借りてきた猫のような顔になったぞー。

可愛いじゃあ、ないか。


「ふん!また来たのね。まぁ、来たとしても瞬の隣に座ってるのは私だから残念でした!」

「あら?うららさん。いたの?気づかなかったわ。」


いやぁ、やめてー。

争わないでー。

でも俺のために争ってくれるのって…

いいよね。


「「瞬(君)!!どっちとご飯食べるの!」」


いやはや、困ったな。

二人ともツンデレ力が高すぎて…いい!


「三人で食べようか。みんなで食べるとおいしいしね。」


結局いつも三人で食べる。

でも三人で食べるご飯がおいしいんだもの。

これからも三人で過ごしていきたいな。


「べ、べつに瞬のことなんとも思ってないわけじゃないんだから!」

「私だって瞬君こと好きじゃないわけじゃないし!」


わかりにくい、けどツンツンしながらもデレている。

俺はこの二人に出会ってツンデレの魅力に虜にされてしまった。

最後に言わせてくれ、ツンデレはいいぞぉ!


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ツンデレ系ヒロインは二人もいたら困る! 空海月 ヤネン@異世界転生もの執筆中 @yaneyane

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