過去の自分が現れたような感覚。

結論から言わせて頂きます。
貴方は物書きとしては天才かも知れない、ただ人間として未熟な部分が足を引っ張っていると思いました。

読んでいてまず感じたのは私も高校生の時に似たような感情を抱いていたという事です。
私もかつて自分を天才だと驕り何故評価されないのかと周囲のせいにしてばかりの時期がありました。

とにかく視野を狭めて"自分が良いと思うものだけが絶対に正しい、他はクソ"と思っていると作品にも自然のその考えが滲み出てクソと思っているものが好きな人がそれを察知し嫌悪感を抱いてしまう、そんな事態に陥り読みたいと思う人が少なくなるのかも知れません。

私から言えるのはただ嫌いなものをクソと踏み躙るのではなく"何故それが好かれているのか"を分析してみると良いかもという事です。

嫌いなものは嫌いでも構いません。
ただ表面だけを見て内面を見ずに突っぱねてしまった薄い理解だけでは説得力が生まれません。
しっかり嫌いなものの存在も受け入れた上で改めて自分の中で何が好きか嫌いかを決めれば自分の中に強い芯が生まれるのだと思います。

どうしても今の貴方は芯という柱のないグラグラした建物のように思えます。
この意見を無視しようが自由ですが少しでも耳を、目を傾けてくれると嬉しいです。

確実に貴方には見る目も書くスキルもあります、後は自分の芯を見つけるだけ。

どうか嫌いなものを理解もせずに突っぱねず一度受け入れてから考えてみて下さい。
良いも悪いも、この世界の自分なりの解釈を説得力を持たせて描くのが作家なのですから。