第3話変化
小学校高学年ごろ、男子は声変わりの真っ最中で、女子は段々と胸が膨らんでくる。
制服の時はまだ良いが、プールなんかの水着や体操服の様なタイトな格好をすると女子の胸の膨らみがどうしても気になる。
さおりちゃんの胸も、ご太文に漏れず膨らんでいた。
だけど、見ちゃいけないと必死に目線を外すが、気になるのが男の子。
あの頃は、LGBTQ問題は無かった。まだ、それが大雑把な時代でもあった。
スカートを履きたくない女子は居ただろうし、女子に紛れて一緒に服のカタログを観ていたい男子も居ただろう。
僕は、さおりちゃんの水着姿が目に焼き付き、夜に思い出して眠れない日もあった。
何で少年時代は、女子に好かれようとしないのか?だって、結婚とかはずーっと大人の話だ。
大人だって結婚しない人もいる。
だから、声にして、好きです。とは、絶対に言えなかった。息子が小学生時代には、友達で彼氏彼女の付き合いをする児童が多かったらしい。
しかし、息子はゲームに夢中で彼女は居なかった。
息子にも彼女らしい女子は居たらしいが、3日で、あんたに興味が無くなった!と、言われて別れたらしいが、息子は元々、彼女とも認めてはいなかった。
さて、僕の話しだが、さおりちゃんは僕の少年時代のアイドルであったので、水着姿が印象的であった。
小学生で、彼氏彼女は無いに等しい位の時代。
スマホも無いし、だいたい純粋な小学生だったので、初恋はそれ以上発展はしない。
農家の小汚い格好で、魚釣りか、囲碁、将棋に夢中だった。
それは、未だに続いているのだが。
ある日、さおりちゃんと2人きりで、下校した時の話しがあるのだが、それはまた別の機会で。
アフロディーテの微笑み 羽弦トリス @September-0919
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