違和感という気味の悪さを、最大限活かしきった良作。人の業も、するりと入れ込んで。
さまざまお祝いの席で見かける満面の笑みの男。奇妙な雰囲気の笑顔の男が主人公の記憶に残ります。気になったから、わかるのです。その男を見たら、必ずあることが起きる事に。日常の間に起きる奇妙な…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(167文字)
「目にしてはいけなかった。だが見てしまった。見続けてしまった。そして……」このくだりがそっくり読者に当てはまるような物語です。ホラー界の秀逸、傑作。真に迫りくる恐怖をどうぞ。
カメラマンである『俺』は、当選した県知事の初登頂時、高速道路の開通時、大型商業施設の開業セレモニーの様子を撮影していた。そこで、どこにも「同じ奴」がいることに気が付く。目を糸のよ…続きを読む
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