本当に好きなものは本当に大切なもの

本当に好きなものは、私の大切なたからもの。だから傷つけられたくない。誰にも見せないで、そっとしまっておきたい。

そんな気持ち、貴方にも経験がありませんか。私にはあります。

傷つけられてしまった「私」は、たからものを古びた缶にしまいこんで、「普通の人」になろうとしました。
その努力は実り、無事「普通の人」にはなれたけれど今度は「傷つける側の人間」になってしまって……

そこから「私」が救われる展開なのですが、読んでいた私も救われた気がしました。かつて夢を持っていた貴方にも読んでほしい。そんなヒューマンドラマです。