第23話 サバを読む


「浮気って事だよな..松山」

「その様だな..ざまぁねーな」

「お互いに自爆か!同情はしないぞ!」

「もしかして、他の人にも浮気してたり」

「彼女もお前ら2人も、人間じゃねぇ」

「嘘だろ、まだ三ヶ月だぞ」

「1年も俺は付き合ってるんだぞ」


あー!ドンマイだなぁ!悲しそうだなぁ!


「鉄...お前..いいカモだと思われたんじゃねーか」


やべっ..思ってる事と言ってる事がアベコベにぃ!


「そうそう...ちょうど上手く料理されたな」

「よっ鴨料理ッッ!」

「傷口に塩じゃなくて、死者に塩だろ」

「ちょうりぃ!ちょうりぃ!」

「死者を塩焼きりょうりぃ!」

「もずくと鴨をりょうりぃ!」


鉄ともずくが落ち込んでいる所を全力で煽る

最高ダァ!最高すぎるぅ!

これほど気持ちのいい事は無ぁい!

鴨を煽ると良い匂いがするぜぇ!


俺と松山は全力で踊りながら煽った


「「りょうりぃ!りょうりぃ!」」

「コイツら..服装もあいまって、きもすぎる」

「本当にきもいな..いやキモイより醜いな」

「よぉ!今日は奢りだ奢りだ」

「よっ太っ腹!流石ッッ漢の慎吾ォォ!」

「そーれッッ!300円までだ」

「よっ!心と股間は日本最小!」

「ウルセェ!二番手!」

「「ちょうりぃ!ちょうりぃ!」」


くくく..人間ていうのは弱っている所を責めるのを蜜にしてるんだよ


「ははは..鉄よ..今日一緒に問い詰めようぜ」

「ははは」


いいねぇ!絶景だねぇ!


俺と松山はチャイムが鳴るまで踊った

チャイムが鳴り響き

絶望している”もずく“と“鉄”を放って席へ戻った

それと同時に先生が教室に来た


生徒の全員がもずくと鉄に何が起きたかわかっている為

誰も気にもせずに席に座った


これが隔離施設で彼女持ちが別れたんだ

良い気しかないな


「あら!どうしたの2人とも」

「「あははははは」」

「なるほど..ね...彼女が浮気していたと」


察しが凄いな..先生

ベテラン教師だな流石


「そうわね..私にも、そんな時代あったわね」


そんなまさか

オカマはいつになってもオカマ

ましてや筋肉と変態も絡んでるしな


「私が高校の時にねぇ..ヤンチャしててね」


ヤンチャ?


「他の高校に入って喧嘩をしてて」


ヤンチャ?

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ブラッシュ・アップ! 名刀「わさびぃ沢介」 @lamanabogado2020

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