宵の口の怪演〜流血のショウタイムへ、ようこそ〜

—少年は気づいていた。
夕方5時にだけ繰り広げられる、からくり時計の不気味なショウに。

少年に助けを求める、傷ついたダンサー。
しかし、大人達はそんなことは気にも留めない。

真実を知ってしまった少年は、怒り狂った奇術師によって時計の中に引き摺り込まれていく。

そうして、少年はダンサーの「代わり」として、夕方5時の不気味なショウの演者にされてしまうのだった…


日常風景と化した時計の中の小さな変化に大人達は気づかない。
例え気づいたとしても、見て見ぬふりをする。
誰かを救えば、代わりに自分がターゲットになる。
そしてそれは永遠に繰り返されていく。


…少年は、僅かに残された希望
—ネジの緩み—
に気がつき、救われることができるのか!?


社会の闇を感じさせる、恐怖の1作!!