レビュー 愚者の火

【はっきり言って大衆向けではないでしょう。しかし私はこの作品のファンです】


著者 古野愁人

https://kakuyomu.jp/works/16818093076086001955


 登場人物たちの背景は断片的に、しかし最小にして効果的に描かれ、彼らの社会的人間性は既に荒廃しています。始終、暗く湿ったダンジョンを進む様をねちねちと書き上げており没入感が凄まじいです。


 主人公が抱えた感情が本人も、周囲も、少しずつ炙り焼いていく。一言で表し難く、重くて、纏わり付いて、焦燥とでも言うのでしょうか、蝕まれます。


 本作のレビューに一番乗りしたことが私のささやかな自慢です。


 古野愁人様、本企画にご参加ありがとうございました。

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