【ヤのつく自由業という不健全、イケ爺が光る大衆文学に火傷必死】

著者　DA☆　様

　今回の企画でなければ絶対に出会えなかっただろう、素晴らしい作品です。

　外連味あふれるタイトルとペンネームとは打って変わって、読んだ瞬間に弁士が無声映画を背景に、あるいは講談師が張り扇片手に詠み上げる様が、パッと脳内に浮かぶのです。それだけではなく、描かれている情景そのものも一つ一つ画角まで定まって想像できる、非常に刺激的で不健全なテクストでした。

　ライトノベルを期待するとこの文章の力に圧倒されてしまうでしょう。大衆娯楽文学寄りですがテンポよく進みます。

　ただプロローグはだいぶ長いです。パッと開いてさっと読める文量ではないかもしれません。でも別に一度でページの下まで読む必要はないのです。

是非、この刺激的なテクストに気軽に触れてみてほしい！と強く思いました。

DA☆様、本企画にご参加ありがとうございました。

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