この作者様は、描写の神様です。思春期に抱える少女の不安が、ページをめくるたびに、希望に変わっていく。ラストは少女の未来もきちんと描かれていて、お読み頂いた方は、静かな感動に浸ることまちがいなし。
長編好きなので、ご迷惑をおかけするかも知れません。暗い話が好きなのですが、笑いの落ちをつけたくなる衝動を抑えられません。宜しければお付き合いください。
「雨女」クラスメイトの心無い言葉で傷つき学校へ行けなくなってしまった主人公。守ってもらえるはずの家庭にも居場所がなく、彼女は自らの殻の中に閉じこもってしまいます。先に進みたい……でも、進めない…続きを読む
季節は梅雨。 『雨女』 同級生の心無い言葉に傷つき、毎日バス停から学校へと向かうバスに乗れなくなってしまった主人公の明夏……そのバス停で出逢った天音という女性に元気づけられ、勇気を持って登校し、そ…続きを読む
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