勝ったあいつは英雄になった

お互いにライバルだった。
互いに自分に持っていないモノを持っていた。
形式上は上司と部下だけれども、確かに信頼のあった二人のお話。

お互いを分かっているからこそ、あえて多くは語らない。主人公が負けを確信したシーンは、そんな関係性を上手く表しているように思います。野心があるのにどこか憎めない。

悲しくはあるけれど、爽やかな終わり方が清々しいブロマンス。
さっぱりと良い物語でした。