概要
手にするの? それとも、放棄するの?
外の世界への『夢』を持ちながら辺境の村で暮らしていたローゼは、十七歳になったある日、王都から来た大神官に「聖剣の主として選ばれた」と告げられる。
しかし世にある十振の聖剣は所持できる家系が決まっている。辺境の村に生まれた自分とはもちろん何の関係もない家だ。
どういうことか、と戸惑うローゼに大神官は重ねて言う。
「あなたが持つのは、四百年のあいだ誰も手にしていない『十一振目の聖剣』です」と。
記録がほとんど無く、謎ばかりが多い『十一振目の聖剣』は、その持ち手としてローゼが選ばれた理由すらも謎だった。
この聖剣はどういう類のものなのか。そもそも、何の才覚もないただの村娘に聖剣の主が務まるのか。
悩むローゼは村の神官であるアーヴィンの助言も受け、最終的に「聖剣の主になる」と決めて憧れの外の
しかし世にある十振の聖剣は所持できる家系が決まっている。辺境の村に生まれた自分とはもちろん何の関係もない家だ。
どういうことか、と戸惑うローゼに大神官は重ねて言う。
「あなたが持つのは、四百年のあいだ誰も手にしていない『十一振目の聖剣』です」と。
記録がほとんど無く、謎ばかりが多い『十一振目の聖剣』は、その持ち手としてローゼが選ばれた理由すらも謎だった。
この聖剣はどういう類のものなのか。そもそも、何の才覚もないただの村娘に聖剣の主が務まるのか。
悩むローゼは村の神官であるアーヴィンの助言も受け、最終的に「聖剣の主になる」と決めて憧れの外の
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