嵐の下だからこそ、光を求める

幼いころから、そばかすだらけの顔をからかわれ続けた「私」は、様々な裏切りと悲しみが続く半生を送っていた。何もかもを諦めたまま高校生になった「わたし」に、ある出会いが……。
過酷な人生を歩む少女による独白形式の現代ドラマ。彼女の受けた苦しみと、それによって鬱屈してしまった心に、辛くなります。
全てを諦めたといっても、どこかに光を求めてしまうのは、仕方のないことかもしれません。彼女のこれからの人生に、心からの幸福がありますようにと願ってしまいました。