淡いモノ、いつかその日まで。
恐ろしいほどに鮮やかな白黒の世界
淡いモノ、いつかその日まで
私は、始まり、ただの淡い何か。何者でもないが、沢山を生み出している。
記憶も、感情もおぼろげで。
ただただ生み出しては、埋め尽くして、膨れ上がって、を繰り返し、どんどん遠のいていく。もう初めに何を生み出したかも判らずに、何を生み出したいのかさえも解らずにいる。
わからないまま、生み出したせいで、ほんとに欲しいものが隠れてしまった。
私は、始まりの火、ただ淡いなにか。沢山に囲まれて、確かなモノもみえずに、暗闇で一人。
わからないモノを、わかっていきたい。
儚くて、柔らかいものに、愛されたい。
ほぅッと、誰かの温もりを感じた。
淡いモノ、いつかその日まで。 恐ろしいほどに鮮やかな白黒の世界 @Nyutaro
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
同じコレクションの次の小説
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます