タヌキングのすき屋にて

タヌキング

すき屋との付き合い方

昨日のことである。いつもの様に筋トレとランニングを終えたタヌキングが、晩飯を食べる際に【すき家】に立ち寄った。

ここならトレーニング後のゴールデンタイムを逃さずに、早くて安くて美味しく、様々なタンパク質を摂取することが出来るから便利なのである。

山かけマグロたたき丼(特盛)の味噌汁サラダセット、納豆、冷ややっこ、温玉を頼み、腹ペコで待っていると、そこに食べ物をトレーに入れた女の子の店員が登場。

待ってましたと高鳴る胸を抑えながら、彼女がトレーを置くのを待っていると、トレーを置いた瞬間、味噌汁が少しこぼれた。

その際、私と彼女はこぼれた味噌汁をガン見しており、私はこの後、彼女がどうするか非常に気になった。

すると彼女は「以上で間違いないでしょうか?」と言って、その場を足早に去った。

この時点で私が美味しんぼの海原 雄山であったのなら「愚か者め‼」と言いながら怒鳴りつけているところだろうが、怒る必要などない。だって、ここはすき家なのだから。



すき家といえば、24時間営業の食べ物屋であり、安い早い美味いの代わりに、テーブルは汚いし、厨房のところでのお喋りが聞こえるし、注文を間違えるなんてザラである。だがそれで良いのだ。

要は他の店と明らかにサービスグレードを下げており、こういう店だからこそ安い早い美味いを提供できるわけである。

だから接客が悪かろうが怒るのは筋違い。寛大な心で許すことが大事である。

すき家で働く若者は客の笑顔が見たいわけではない、夢の為に金を稼ぎに来ているのである。勘違いしてはいけない。

「以上で間違いないでしょうか?」の後に、山かけと冷ややっこを無言で持って来たとしても、オールOK♪気にすることではない。



アンケートにも全て満足で答え、元気モリモリ♪高森 浩二(たかもり こうじ)さんのすき家レィディオを聞きながら、山かけマグロたたき丼を食べる。それこそが人間としての幸福なのである。

皆さんはすき家でどんな思い出があるだろうか?宜しければ教えて欲しい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

タヌキングのすき屋にて タヌキング @kibamusi

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画