ロングボアのステーキ

 私はエルフの女性と出会い、大体の事情を教えてもらった。――


 名前はリリー。髪の色は金髪で、瞳の色はエメラルドのような澄んだ緑色。

 役職は同じBランク冒険者で、弓使い。

 休憩中に後ろから突撃されたらしい。

 ロングボアはスキル〈付与〉でデバブを与える。


 だから、不意打ちをされて見事デバブはヒット。

 得意の弓を出そうとしたが、弓は突撃とともに、吹っ飛んだ。だから、腰にさしていた短剣で戦ったらしい。


「よかったらパーティー組まないか?」

 俺は早速提案をする。実は後援職を俺は探していたのだ。俺が近距離で戦って、リリーが後ろで戦う。これなら俺が目指してた''ダンジョン''にも挑めるというものだ。

「え?」

「君もパーティーは組んでなさそうだし、よかったらどうかなって。」

「はいっ!」

 そうリリーは張り切って言った。

 よっぽどぼっちが嫌だったのだろう。やっぱり、そうなんだな。ぐすん。


 さて、切り替えてロングボアをかいた。

 ロングボアは〈解体〉で肉と角(依頼)、そして皮(売るため)に分ける。

 ふ〜む。今日は何を作ろうか。やっぱりお祝いの日にはこれしかない。


 たったらーん、ステーキ

 ということで俺はステーキを作る。


 大石ごはんの魔物クッキング~


 ロングボアのステーキ

 材料

 肉・塩・ガーリックパウダー


 ①ステーキ肉を常温に戻し、焼く直前に塩とガーリックパウダーを両面にかける。

 ②フライパンを強火で温める。けむりが少し出るくらいアツアツにする。

 ③牛脂を投入!安いお肉でも牛脂を使うと風味が移りおいしくなる♡

 ④火加減は強火で、ロングボアの肉をいれる。

 ⑤片面に焼き目がついたら肉を裏返し、フライパンに蓋をして弱火にする。

 ⑥そこから、2分40秒で火をとめる!!!

 ⑦すぐにまな板に肉を移し、1分待ちます。

 ➇完成

 ロングボアのステーキ

 リリーは最初こそ疑ったがいざ食べると、

「ん!?おいし〜。肉を食べたときめっちゃジューシー。肉感半端ない。やわらかっ!!」と大絶賛で、なによりだ。

「称号もらった?」

 俺は、秘密にしておいてほしいと頼むために聞く。しかし――

「称号なんて人生で一回貰えればめっちゃすごいレベルですよ。何言ってるんですか。」

 と軽めに流された。

『称号やスキルは本来獲得がムズかしいですが、〈異世界転生者〉のおかげで取りやすくなってます。』

まじかー。これチートじゃない。

そんなことを思ってると

「おかわりありますか?」

「もちろん。」

やっぱりだれかと一緒に食べるメシは格別であるのであった。



――筆者より――

すみません。時間なくてこんな感じになりました。見てくれてありがとうございます。


料理:cookpad.com

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魔物料理のすゝめ kubuti @kubuti

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