マッチングアプリ

 私だって彼氏が欲しい!そう思うことは多々ある。多々ではない。常日頃思っている。人のことを心から好きだと思い、愛し合う、そんな日がやってくることを願って日々を過ごしている。


 16時。課題やらなきゃな〜と項垂れながら見ていたYouTube。ぼーっとしていると、突然「運命の人に出会いたいなら!」との音声が耳に流れてきた。なんだ、また広告か。そう思いながら、スキップを押した。マッチングアプリ、ね。


 深夜2時。Instagramを見ていたら、高校生の頃仲良くしていた友達のストーリーが更新されていた。そこには「いつもありがとう。これからもよろしくね。」の文字と共にペアリングが写っていた。友達には彼氏がいる。もう1年も続いているらしい。猛烈に彼氏が欲しくなってしまった。


 お昼のことを思い出してしまった。マッチングアプリ、入れてみようかな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

運命? @salt_amfj

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る