最終話


デートの日。




剛は歯磨きを10回はしていた。




いつでもキス出来るようにだ。




父が言う




「どっか出かけるのか?随分嬉しそうじゃないか」




「今日静香ちゃんとデートなんだよね」




「そうか、ばっちり決めてこい!」




「うん、行ってきまーす」












待ち合わせ場所には静香ちゃんがもういた。




僕らはまたプリクラを撮ったりした。




静香ちゃんがプリクラを手帳にしまおうとした時、何かが落ちた。




剛が拾うとした時、「あ、見ちゃダメ!」と言われたけど見えてしまった。




暴走族の恰好をした静香ちゃんだった。今とは180度違う。




「あのねこれには訳があって、確かにレディースの総長してた事は本当だけど、でも今は足を洗って…」




もう大丈夫だよ。俺は静香ちゃんが好きなんだから。どんな静香ちゃんも好きだよ。






「ありがとう」






お願いがあるの。パパに会って欲しいの。










静香の家。




静香の父が座っている。




「遊びで静香と会ってもらっちゃ困るんだよ!」




「遊びじゃないです。本気です!わかって下さい。」




「それは本当かね?」




「本当です!」




「君は中学生を助けたそうじゃないか」




「えぇ、まぉ…」




「君にも君のその頭にも感心しているよ。若いのに素晴らしい」






「有難う御座います」
















3年後




写真屋にいる剛と静香。




その間に同じパンチパーマの子供をを抱いてる剛。




写真屋の主人が言う。




はい、行きますよー3.2.1、パシャ!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

パンチパーマ小池 寅次郎 @jkrowling

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ