孤独の虚しさと安心感が上手に描かれた独特の素晴らしい作風に感動の喝采
- ★★★ Excellent!!!
誕生日に独りぼっちの孤独。けれども、生きたくないという思いがその孤独を受け入れて安心してしまう。自分はまだ生きていると実感してしまって、でもそれでも入れ交じる相容れない感情がある。そんな葛藤が上手に描かれている作品だと思います。普通こういうことを書こうと思うと、文章にねじれが起き、読後感がごちゃごちゃしたものになりがちです。ですがこの作品は、そのごちゃごちゃを綺麗にまとめている。非常に読後感がスッキリとしたものになっています。あなたはもっと小説書いてください。天才なのに勿体ないですよ。素晴らしい短編作品でした。