納得が、いかない。

明鏡止水

第1話

自分が悪いんです。

自分が馬鹿やりました。


そんなふうに思いたくない。言いたくない。


ただせわしい性格の先輩のせいでやってもいないことまで指摘されて直して! と指摘される。

言われると。


違うわよ! 


と叫びたい。


……全く違わなくもないか。だいたいは頷けるものというか、もう、とにかくイエスマンだよ。


ただその人のせいで汗かきまくりの気疲れで、かえってやりづらい。人を伸ばす力はあると思う。とにかく厳しいから。


ただ一日中一緒にいたらとんでもないと思う。


そう言う人に限って仕事やる人できる人。

ベテランで逆らえないし口ごたえもできないし、とにかく本当にせわしなくて、こっちが「何やってんの?」って聞きたいくらい。何言ってんの?って聞きたいのに矢継ぎ早。


でも腕は確かだから心の中でひそかに「レジェンド(伝説)」と呼んでいる。


ところで今日とあるミスをしてきたんだけど思い出したのはお家で夜の8時くらいにお米を5号ほど研いでいる時。


……間に合わないし、あとで謝ろう。

消毒液を作るのに消毒の元を入れ忘れた。

……つまりはただの水。


もう、消毒終わって浸けていた物品を干している頃だな。たぶん。


毎日消毒するものだし、なんだったら、他の物。義歯はポリデントする日だろうし。

ああでも、ああ! と悩む明鏡止水です。


とりあえず一日消毒しなくても大丈夫なものかな

……どうなんだろう。ダメなのかな。

お仕事の核心に触れるようなことは言えない、スパイファミリーな日常を送る明鏡止水です。

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納得が、いかない。 明鏡止水 @miuraharuma30

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